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資料5 「薬学実務実習に関するガイドライン」の見直しについて (12 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/45/giji_list/mext_00001.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 新薬剤師養成問題懇談会(第22回 3/15)《文部科学省》
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緯と解決策について適宜報告する。
(実務実習における個人情報管理の徹底)
学生の個人情報については、個人情報保護法を厳守し、学生情報の実習指導以外での利
用などは厳に慎む。
また、実習施設において学生が知り得た施設の医療・経営情報、患者や生活者の個人情
報などの適切な管理については、大学が責任を持って学生に指導する。実習中は、施設の
指導者がそれらの情報管理について厳しく監視を行う。
個人情報の管理についても、その対応方法について実習開始前に実習施設と協議し、そ
の内容は実施計画書に記載する。個人情報管理についても、大学、実習施設、地区調整機
構でその対応について協議し、対策について準備をする。個人情報の取扱いに不適切な対
応があった場合は、必ず大学は地区調整機構に報告し、その地区において定められた方法
で改善を行う。また、そのような事例が発生した場合は、中央調整機構委員会にもその経
緯と対応策について適宜報告する。
2)実習開始後から終了までに実施すること
学生担当教員は、実習の実施計画を確認し、進捗状況及び学生の評価に注目し、状況を
把握する。その方法は、WEBシステム、メール、適時の施設訪問のほか、学生や責任薬
剤師又は認定指導薬剤師との面談による。
また、面談を通じて学生の形成的評価を行うとともに学生の身体的、精神的な健康状態
を把握し、充実した実習を全うできるよう支援に努める。
事前に定めた実習計画の大幅な遅れ、病院での症例検討やチーム医療参画等の体験不足、
薬局での患者・顧客対応不足等の問題が実習施設に見られるときは、学生担当教員と実習
を統括する学内委員会の責任者等が連携して責任薬剤師及び認定指導薬剤師への要請を
行う等により問題解決を図る。
3)実習終了後の対応
実習終了後には、実習に関する成果及び問題点を抽出し、実習方法及び学生の指導・評価
方法について再考し、実習施設とも情報を共有して充実した実務実習に向けて改善に努め
る。
4)学生への指導指針
実習は、社会、特に医療現場で行うものであることから、当然学生には社会人としての
節度ある態度が求められる。病院や薬局は、患者・生活者の生命に直結する医療提供施設
であることから、大学は学生に、医療人としてふさわしい態度で実習に臨むことの重要性
を確認、徹底する必要がある。
実習での心構え、マナー、個人情報の取扱いや守秘義務等の遵守については実習直前に
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