よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料5 「薬学実務実習に関するガイドライン」の見直しについて (13 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/45/giji_list/mext_00001.html
出典情報 医薬・生活衛生局が実施する検討会 新薬剤師養成問題懇談会(第22回 3/15)《文部科学省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

再度研修を行い、実習中の対応について確認し、徹底する。
各自の実習中の健康管理について指導するとともに、事故や体調不良、我慢できない過
度のストレス等で実習を休止する必要があるときは、すぐに施設の責任薬剤師又は担当薬
剤師に連絡・相談するとともに、学生担当教員にも必ず連絡するよう指導する。
実務実習に臨むに当たり、モデル・コア・カリキュラムの把握、ポートフォリオや実務
実習記録の作成、大学で学んだ内容の復習等、実習での望ましい学修態度についても丁寧
に指導する。特に、実務実習では積極的に患者・生活者と接して参加・体験することが重
要であること、施設スタッフ、地域医療スタッフ等の中で学修することが、チーム医療に
貢献できる能力の修得に不可欠であることをよく理解する必要がある。
4.実習施設への指針
1)受入れ時の学生の基本的な資質・能力に対する理解
薬学共用試験に合格することは、その学生が「薬剤師業務ができる」のではなく、「こ
れから医療の現場で経験を積む資格がある」ということである。実習は、本物の医療が
行われる現場において、患者を担当し、薬物治療の経験を積み、実践的な臨床薬学に関
連する事例を経験することで、臨床における基本的能力の修得を目指すものであること
を念頭において指導を行う。
2)実習環境・業務内容の整備
(薬局の実習環境・業務内容の整備)
実習施設としての要件を維持するとともに、個々の患者を担当し、薬物治療の経験を
積み、さらに実践的な臨床薬学に関する事例の経験を基本とすることにより、充実した
質の高い実習を行うための環境の整備、学生の目標となる資質・能力を有した薬剤師の
育成及び質の高い薬剤師業務を実践する体制の整備、地域内の薬局・医療機関・他職種等
との地域での連携体制を有する環境の整備を行う。
実習施設として、医療、地域保健、福祉等の最新の体制に参画し、積極的に多職種連携
等の薬剤師業務を行っている必要がある。
(病院の実習環境・業務内容の整備)
実習施設としての要件を維持するとともに、個々の患者担当と薬物治療の経験と実践
的な臨床薬学に関する事例の経験を基本とし、より充実した質の高い実習を行うための
環境の整備、学生の目標となる資質を有した薬剤師の育成及び質の高い薬剤師業務を実
践する体制整備、施設内の他部署のみでなく地域の他の医療機関、介護施設等との協力
体制を有する環境の整備を行う。
実習施設として、最新の医療体制の中で、チーム医療等に積極的に取り組む先進的な
薬剤師業務を行っている必要がある。

-9-