よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


別紙3○先進医療Bの総括報告書に関する評価について(告示番号旧12/ UMIN000019694)(告示番号旧51/ UMIN000042408) (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000205617_00056.html
出典情報 先進医療会議(第120回 4/6)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

先進医療総括報告書の指摘事項に対する回答2
先進医療技術名:マルチプレックス遺伝子パネル検査
所属・氏名

2023 年 2 月 28 日
京都大学医学部附属病院・武藤 学

1.総括報告書の p.6[副次評価項目]1)のエキスパートパネルによる推奨治
療が提示できる症例の割合で、コンパニオン診断に基づく治療を提示できる
症例を分子に含まない場合は、79/172 となっているのですが、この 79 例が
技術概要図で確認できません。文脈からは、CDx とは関係ない MBRT の n=56
が該当しそうな気がしますが、いかがでしょうか。
【回答】
ご指摘ありがとうございます。コンパニオン診断対象遺伝子に対応する薬剤
の適用癌種は、国内の承認状況によって変わってきます。一方、コンパニオン診
断対象遺伝子に対応する薬剤は、一般的に臓器横断的に効果が期待できます。し
たがって、本概要図(右側)では、
「CDx に基づくエキスパートパネル推奨治療」
は適用臓器を問わない症例数を呈示しています(49 例)。一方、臓器を特定した
コンパニオン診断は 26 例で陽性でしたので、「コンパニオン診断に基づく治療
を提示できる症例を分子に含まない場合」では、エキスパートパネルで推奨され
る治療治療がある症例 105 例からこの 26 例を除いた 79 例となります。
ご指摘の 79 例に関しては、総括報告書の 50 ページに詳細に記載しておりま
す。
2.総括報告書の p.8[副次評価項目]6)のエキスパートパネルによる推奨治
療を実際に受けた症例の割合で、コンパニオン診断に基づく治療を受けた症
例を分子に含まない場合の、17/172 の 17 例も技術概要図で、確認できませ
ん。こちらも n=4 の間違いでしょうか。ご確認ください。
【回答】
総括報告書の 8 ページにも記載いたしましたとおり、本研究では、コンパニ
オン診断対象遺伝子に対応する薬剤の適用癌種で実際に治療をうけた症例は 17
例です。エキスパートパネルによる推奨治療を実際に受けた症例 34 例から、こ
のコンパニオン診断による適用癌種での治療の 17 例を除いた残り 17 例が、ご
指摘の「コンパニオン診断に基づく治療を受けた症例を分子に含まない場合の
17 例」に該当し、9.9%(17/172)の割合で治療に繋がっております。
以上

1/1

14