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令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載) (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001084255.pdf
出典情報 令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載)(4/5)《厚生労働省》
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第2章

モデル事業対象施設からの情報収集結果

1.アンケート調査分析結果
1)医師向け調査

① 重複投薬・併用禁忌削除


問 オンライン資格確認等システムで閲覧した過去の電子処方箋データの薬剤情報等が、処
方を考える上で意義があった / 参考になった事例はどのくらいありましたか。
過去情報が処方の参考になる事例がない、あまり事例がないとの回答が9割を占める。
まだ事例がない/参考にならない、あまり事例がない、と回答した中の具体例(自由記述)に

おいては「現在、一人にしか処方していませんので、そこまで必要ありません。今後、有益なこ
とがあると思います。

「まだ活用してないので不明」
「過去の薬剤情報を見ていなかった。今後
ぜひ活用したい所です。
」など閲覧方法を知らないことや処方の実績が少ないことが原因として
みられた。
事例があったと回答した中での具体例(自由記述)においては「患者の薬剤がわかり、検査が
しやすくなった」との回答があったが、その他の事例は確認できていないことから今後さらなる
精査が必要である。
本事業では健康保険証患者がほとんどであるため本人同意を得て過去情報を参照した事例がそ
もそも少ないこと、また電子処方箋取扱対象施設も限られていること、期間も短かったことから
参照可能なデータが少なく、有意義な事例がまだ出ていないと想定される。今後マイナンバー保
険証で受付をする患者の増加や電子処方箋運用開始施設の増加により、より多くの薬剤情報の登
録とその閲覧効果が見られると期待する。

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