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令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載) (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001084255.pdf
出典情報 令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載)(4/5)《厚生労働省》
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薬剤が増加したとの回答はなく、多くの薬剤師は変化がないと回答している。薬剤が減少した
と回答した人の中には「併用薬の確認ができた」
「重複が分かり疑義照会によって薬剤が減少し
た」との回答があるが、具体的な薬剤情報については今後精査が必要である。本事業においては
健康保険証による患者がほとんどであり、過去情報の閲覧がそもそも少ないこと、参加施設が限
られているためデータの蓄積が少ないことから有用な情報を集めることが困難であったと想定さ
れる。今後利用者が増加し、より多くの薬剤情報の閲覧ができることでさらなる効果が発揮され
ると考えられる。



問 電子処方箋登録業務でトラブルはありましたか。
電子処方箋でのトラブルがあった、多くあったとの回答が半数である。具体的なトラブル内容

(自由記述)としては「ステップ2開始前に HPKI カードのリーダーがうまく反応しなかった。
ベンダがすぐに対応してくれた。

「セキュリティ対策ソフトの影響などで調剤結果登録がうまく
できない事例があった。

「備考欄のコメントの入る位置が電子カルテメーカー(ベンダ)により
異なる。

「HPKI カードについても登録がうまくできないなどのトラブルがありました。」
「外用
剤の1本あたりのg数の記載がなく疑義照会が必要になった。
」といったシステム上の問題が最
も多く、
「他薬局で受付済の電子処方箋を持ち込まれ自薬局では受付できないトラブルがあっ
た。
」という運用に関する内容も見られた。
システムトラブルについては既にベンダや事務局、厚生労働省にて対応を行っており、モデル
事業として課題を抽出して解決できたため、今後の同事象の発生は抑えられると考える。運用ト
ラブルについても運用方法の周知を徹底し、核施設の各薬剤師が正しく運用することが必要だ。

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