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令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載) (36 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/content/11120000/001084255.pdf
出典情報 令和4年度オンライン資格確認等システムの基盤を活用した電子処方箋に関するモデル事業一式中間報告書(令和5年4月5日掲載)(4/5)《厚生労働省》
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4)重複投薬・併用禁忌等チェックの実績
電子処方箋管理サービスを用いて重複投薬等チェックの実績について調査を行った。重複投薬
等チェックは電子処方箋管理サービスにおいて重複投薬、併用禁忌がないかを確認することを指
し、保険適用の医薬品のみをチェック対象としている。重複投薬と併用禁忌の概要は以下の通り。
重複投薬:チェック日当日に服用中の薬剤と新たに処方・調剤する薬剤の成分情報を突合し、
重複がないか確認を行う。
(そのため、同じ成分の薬剤についてもチェックを行うことが可能。

併用禁忌:医薬品の添付文書の相互作用欄で「併用禁忌」とされているかどうかを基準として、
チェック日当日に服用中の薬剤と新たに処方・調剤する薬剤が禁忌にあたらないか確認する。
医療機関では、処方内容を確定するタイミングでチェックが行われる仕様となり、薬局では、
電子処方箋管理サービスから薬局システムに処方箋のデータを取り込むタイミングでチェックが
行われ、電子処方箋管理サービスから薬局システムにデータを送信する。また、任意のタイミン
グでもチェックは可能である。
グラフにおける確定前処方箋情報は医療機関にて実施した重複投薬等チェックを指し、薬局
受付時処方箋情報は薬局にて必須で実施する重複投薬等チェックを指す。確定前調剤結果情報は
薬局にて任意のタイミングで実施する重複投薬等チェックであり、必須ではないが何度でも実施
可能である。
以下のグラフはモデル事業開始後である 2022 年 10 月 31 日から 2023 年 3 月 5 日までの重
複投薬等チェックの実績を示したものである。
確定前処方箋情報(医療機関にてチェック)はすべての処方箋が対象であるため件数が多い。
薬局受付時処方箋情報(薬局にてチェック)は電子処方箋のみを対象としているため、確定前調
剤結果情報より件数が少ない。処方箋発行枚数に応じて推移していると推察されるが、1 月以降
に運用開始した薬局も多くある中でチェック実行件数に大きな変動がないことから全施設で毎回
チェックをしていない可能性がある。

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