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公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第7.0版」の周知について(2/28付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 7.0 版 ●2 臨床像
表 2-7
小児,成人,高齢者における臨床像の比較
小児
成人
高齢者
p値
(18 歳未満)
(18 ~ 64 歳)
(65 歳以上)
総数
3,836(1.8%) 111,431(51.5%) 100,977(46.7%)
年齢(中央値)
11
49
81
男女比
51:49
47:53
46:54
< 0.001
基礎疾患(%)
5.4
20.2
53.9
< 0.001
入院(%)
13.3
28.3
49.9
< 0.001
ICU 管理(%) 3.5
13.0
10.2
< 0.001
重症度(%)
無症状
39.0
20.0
13.0
< 0.001
極軽症
24.4
24.0
14.3
軽症
32.4
38.9
31.7
重症
3.9
14.8
35.0
最重症
0.3
2.4
6.1
回復(%)
38.6
41.9
20.2
< 0.001
死亡
4(0.1%)
2,428(2.2%)
26,011(25.8%) < 0.001
・Bellino S, et al. COVID-19 disease severity risk factors for pediatric patients in Italy. Pediatrics 2020.
表 2-8
小児の各年齢層における臨床像の比較
年齢
総数
男女比
基礎疾患(%)
入院(%)
ICU 管理(%)
重症度(%)
無症状
極軽症
軽症
重症
最重症
回復(%)
死亡
0〜1 歳
528(13.8%)
54:46
3.6
36.6
2.6
20.2
20.2
48.8
9.9
0.9
61.0
2(0.4%)
2〜6 歳
659(17.2%)
55:45
4.7
12.8
9.5
40.1
23.9
29.5
5.7
0.9
62.5
2(0.3%)
7 〜 12 歳
1,109(28.9%)
51:49
5.8
8.8
1.0
13 〜 17 歳
p値
1,540(40.1%)
49:51
0.11
6.0
< 0.001
8.9
< 0.001
2.9
0.010
44.5
24.8
28.3
2.2
0.2
59 .0
0(0.0%)
39.3
25.4
32.2
2.9
0.1
62.9
0(0.0%)
< 0.001
0.21
0.03
・Bellino S, et al. COVID-19 disease severity risk factors for pediatric patients in Italy. Pediatrics 2020.
【小児における家庭内感染率】
SARS-CoV-2 の感染伝播における小児の役割について,家庭内クラスターに関する文献の
メタアナリシスが実施された.12 カ国,213 のクラスターにおいて,8 例(3.8%)で小児が
発端者であると特定された.これは,無症候性発端者では接触者への感染リスクが低い(推定
リスク比 0.17,95%信頼区間 0.09 ~ 0.29)ことに関連している . 小児の家庭内接触者におけ
る二次感染率は成人よりも低値であった(推定リスク比 0.62,95%信頼区間 0.42 ~ 0.91)
.
日本小児科学会の小児症例レジストリ調査「データベースを用いた国内発症小児 Coronavirus
Disease 2019(COVID-19)症例の臨床経過に関する検討」で公開されているデータでは,
20 歳未満 4,114 例のうち,2,916 例 (70.9%) において家族が先行感染者であったと報告され
ている(2022 年 1 月 12 日時点).
オミクロン株感染例における家庭内感染率の報告が,各国からなされている.韓国から報告
された保育施設関連の 25 例の解析では,オミクロン株感染例での二次感染率は 44.5%で,デ
ルタ株の約 20%と比較して高かった.
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表 2-7
小児,成人,高齢者における臨床像の比較
小児
成人
高齢者
p値
(18 歳未満)
(18 ~ 64 歳)
(65 歳以上)
総数
3,836(1.8%) 111,431(51.5%) 100,977(46.7%)
年齢(中央値)
11
49
81
男女比
51:49
47:53
46:54
< 0.001
基礎疾患(%)
5.4
20.2
53.9
< 0.001
入院(%)
13.3
28.3
49.9
< 0.001
ICU 管理(%) 3.5
13.0
10.2
< 0.001
重症度(%)
無症状
39.0
20.0
13.0
< 0.001
極軽症
24.4
24.0
14.3
軽症
32.4
38.9
31.7
重症
3.9
14.8
35.0
最重症
0.3
2.4
6.1
回復(%)
38.6
41.9
20.2
< 0.001
死亡
4(0.1%)
2,428(2.2%)
26,011(25.8%) < 0.001
・Bellino S, et al. COVID-19 disease severity risk factors for pediatric patients in Italy. Pediatrics 2020.
表 2-8
小児の各年齢層における臨床像の比較
年齢
総数
男女比
基礎疾患(%)
入院(%)
ICU 管理(%)
重症度(%)
無症状
極軽症
軽症
重症
最重症
回復(%)
死亡
0〜1 歳
528(13.8%)
54:46
3.6
36.6
2.6
20.2
20.2
48.8
9.9
0.9
61.0
2(0.4%)
2〜6 歳
659(17.2%)
55:45
4.7
12.8
9.5
40.1
23.9
29.5
5.7
0.9
62.5
2(0.3%)
7 〜 12 歳
1,109(28.9%)
51:49
5.8
8.8
1.0
13 〜 17 歳
p値
1,540(40.1%)
49:51
0.11
6.0
< 0.001
8.9
< 0.001
2.9
0.010
44.5
24.8
28.3
2.2
0.2
59 .0
0(0.0%)
39.3
25.4
32.2
2.9
0.1
62.9
0(0.0%)
< 0.001
0.21
0.03
・Bellino S, et al. COVID-19 disease severity risk factors for pediatric patients in Italy. Pediatrics 2020.
【小児における家庭内感染率】
SARS-CoV-2 の感染伝播における小児の役割について,家庭内クラスターに関する文献の
メタアナリシスが実施された.12 カ国,213 のクラスターにおいて,8 例(3.8%)で小児が
発端者であると特定された.これは,無症候性発端者では接触者への感染リスクが低い(推定
リスク比 0.17,95%信頼区間 0.09 ~ 0.29)ことに関連している . 小児の家庭内接触者におけ
る二次感染率は成人よりも低値であった(推定リスク比 0.62,95%信頼区間 0.42 ~ 0.91)
.
日本小児科学会の小児症例レジストリ調査「データベースを用いた国内発症小児 Coronavirus
Disease 2019(COVID-19)症例の臨床経過に関する検討」で公開されているデータでは,
20 歳未満 4,114 例のうち,2,916 例 (70.9%) において家族が先行感染者であったと報告され
ている(2022 年 1 月 12 日時点).
オミクロン株感染例における家庭内感染率の報告が,各国からなされている.韓国から報告
された保育施設関連の 25 例の解析では,オミクロン株感染例での二次感染率は 44.5%で,デ
ルタ株の約 20%と比較して高かった.
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