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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第7.0版」の周知について(2/28付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 7.0 版 ●3 症例定義・診断・届出
表 3-3
接触確認アプリ(COCOA)で通知を受けた者について
接触確認アプリ(COCOA)は,スマートフォンの近接通信機能(Bluetooth ブルートゥー
ス)を利用して,互いに分からないようプライバシーを確保し,COVID-19 と診断された者
(陽性者)と接触〔陽性者のスマートフォンとの近接した状態(概ね1m 以内で 15 分以上)
を接触として検知する〕した可能性について通知するものである.
「COCOA で通知を受けた者に対する検査は,行政検査として取り扱い,当該検査費用の
負担を本人に求めないものとしている(初診料などは医療機関によって必要となる場合があ
る).また,疑似症患者または無症状の濃厚接触者に当たると保健所長が判断した者を除き,
「COCOA」で通知を受けた検査対象者は濃厚接触者として取り扱うことはしない(14 日間
の健康観察の対象としない)こととしている.
陽性者は「COCOA」に陽性確定の事実を任意で登録することにより,接触した可能性の
ある者に匿名で通知することができるため,医療機関などにおいては,陽性者に,保健所か
ら登録に必要な処理番号の発行を依頼し「COCOA」に登録するよう,案内されたい.
2. 病原体診断
COVID-19 の検査診断は開発中であり,検査法や適切な検体などの情報は今後も変更される可能
性がある.詳細は『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針』を参照すること
が望ましい.
【検査の種類】
1)核酸検出検査
SARS-CoV-2 に特異的な RNA 遺伝子配列を増幅し,これを検出する検査法である.感度が高い
が,短所として,検査時間が長い(1 ~ 5 時間),専用の機器および熟練した人材が必要,高コスト
などがあげられる.
〈リアルタイム PCR〉ウイルスのコピー数の比較や推移が推定できることなどから信頼性が高い.
〈LAMP,TMA 法等の等温核酸増幅法〉簡便な機器のみで実施でき,リアルタイム PCR と比較し
て感度は落ちるものの,反応時間が 35 ~ 50 分程度と短い.反応によって生じる濁度や螢光強度を
測定する機器では,検体種類により偽陽性が生じる可能性がある.
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表 3-3
接触確認アプリ(COCOA)で通知を受けた者について
接触確認アプリ(COCOA)は,スマートフォンの近接通信機能(Bluetooth ブルートゥー
ス)を利用して,互いに分からないようプライバシーを確保し,COVID-19 と診断された者
(陽性者)と接触〔陽性者のスマートフォンとの近接した状態(概ね1m 以内で 15 分以上)
を接触として検知する〕した可能性について通知するものである.
「COCOA で通知を受けた者に対する検査は,行政検査として取り扱い,当該検査費用の
負担を本人に求めないものとしている(初診料などは医療機関によって必要となる場合があ
る).また,疑似症患者または無症状の濃厚接触者に当たると保健所長が判断した者を除き,
「COCOA」で通知を受けた検査対象者は濃厚接触者として取り扱うことはしない(14 日間
の健康観察の対象としない)こととしている.
陽性者は「COCOA」に陽性確定の事実を任意で登録することにより,接触した可能性の
ある者に匿名で通知することができるため,医療機関などにおいては,陽性者に,保健所か
ら登録に必要な処理番号の発行を依頼し「COCOA」に登録するよう,案内されたい.
2. 病原体診断
COVID-19 の検査診断は開発中であり,検査法や適切な検体などの情報は今後も変更される可能
性がある.詳細は『新型コロナウイルス感染症(COVID-19)病原体検査の指針』を参照すること
が望ましい.
【検査の種類】
1)核酸検出検査
SARS-CoV-2 に特異的な RNA 遺伝子配列を増幅し,これを検出する検査法である.感度が高い
が,短所として,検査時間が長い(1 ~ 5 時間),専用の機器および熟練した人材が必要,高コスト
などがあげられる.
〈リアルタイム PCR〉ウイルスのコピー数の比較や推移が推定できることなどから信頼性が高い.
〈LAMP,TMA 法等の等温核酸増幅法〉簡便な機器のみで実施でき,リアルタイム PCR と比較し
て感度は落ちるものの,反応時間が 35 ~ 50 分程度と短い.反応によって生じる濁度や螢光強度を
測定する機器では,検体種類により偽陽性が生じる可能性がある.
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