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出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00332.html |
出典情報 | 「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)診療の手引き・第7.0版」の周知について(2/28付 事務連絡)《厚生労働省》 |
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●新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 7.0 版 ●4 重症度分類とマネジメント
3. 中等症
〇 中等症の患者は入院して加療を行うことが原則である.レムデシビル等の治療を行うとともに,
さらなる増悪に対して,酸素療法など早期に対応するためである.入院加療に際しては,隔離さ
れた患者の不安に対処することも重要である.
【中等症Ⅰ 呼吸不全なし】
〇 安静にし,十分な栄養摂取が重要である.また,脱水に注意し水分を過不足なく摂取させるよう
留意する.
〇 バイタルサインおよび酸素飽和度(SpO2)を 1 日 3 回程度測定する.低酸素血症を呈する状態
に進行しても呼吸困難を訴えないこともある.
〇 重症化リスク因子を有する場合,特にワクチン接種を受けていない患者では病状の進行に注意が
必要である.
〇 喫煙者は禁煙が重要である.
〇 一般血液・尿検査,生化学検査,血清検査,凝固関連,血液培養などを必要に応じて行う.
リンパ球数の低下,CRP,フェリチン,D ダイマー,LDH,KL-6,IFN- λ 3 などの上昇は重
症化あるいは予後不良因子として知られている.
〇 血清 KL-6 値は,肺傷害の程度,および炎症の程度と関連し,また肺の換気機能を反映するこ
とから,肺病変の進行の程度を反映するマーカーとなりうる.
〇 血液検査や肺炎の画像所見から細菌感染の併発が疑われる場合は,喀痰検査ののち,エンピリッ
クに抗菌薬を開始する.
〇 発熱,呼吸器症状や基礎疾患に対する対症的な治療を行う.
〇 レムデシビルの投与が考慮される.また,発症早期(5 ~ 7 日以内)かつ重症化リスク因子のあ
る患者には,経口抗ウイルス薬,中和抗体薬の投与が考慮される(「5 薬物療法」を参照).
〇 現時点では,酸素投与が必要のない患者ではステロイド薬は使用すべきではない.中等症 II 以上と
は対照的に,予後の改善は認められず,むしろ悪化させる可能性が示唆されている.ただし , 継
続使用中のステロイド薬を中止する必要はない.
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3. 中等症
〇 中等症の患者は入院して加療を行うことが原則である.レムデシビル等の治療を行うとともに,
さらなる増悪に対して,酸素療法など早期に対応するためである.入院加療に際しては,隔離さ
れた患者の不安に対処することも重要である.
【中等症Ⅰ 呼吸不全なし】
〇 安静にし,十分な栄養摂取が重要である.また,脱水に注意し水分を過不足なく摂取させるよう
留意する.
〇 バイタルサインおよび酸素飽和度(SpO2)を 1 日 3 回程度測定する.低酸素血症を呈する状態
に進行しても呼吸困難を訴えないこともある.
〇 重症化リスク因子を有する場合,特にワクチン接種を受けていない患者では病状の進行に注意が
必要である.
〇 喫煙者は禁煙が重要である.
〇 一般血液・尿検査,生化学検査,血清検査,凝固関連,血液培養などを必要に応じて行う.
リンパ球数の低下,CRP,フェリチン,D ダイマー,LDH,KL-6,IFN- λ 3 などの上昇は重
症化あるいは予後不良因子として知られている.
〇 血清 KL-6 値は,肺傷害の程度,および炎症の程度と関連し,また肺の換気機能を反映するこ
とから,肺病変の進行の程度を反映するマーカーとなりうる.
〇 血液検査や肺炎の画像所見から細菌感染の併発が疑われる場合は,喀痰検査ののち,エンピリッ
クに抗菌薬を開始する.
〇 発熱,呼吸器症状や基礎疾患に対する対症的な治療を行う.
〇 レムデシビルの投与が考慮される.また,発症早期(5 ~ 7 日以内)かつ重症化リスク因子のあ
る患者には,経口抗ウイルス薬,中和抗体薬の投与が考慮される(「5 薬物療法」を参照).
〇 現時点では,酸素投与が必要のない患者ではステロイド薬は使用すべきではない.中等症 II 以上と
は対照的に,予後の改善は認められず,むしろ悪化させる可能性が示唆されている.ただし , 継
続使用中のステロイド薬を中止する必要はない.
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