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脳科学研究の現状について (6 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2023/05/6050518.html
出典情報 ライフサイエンス委員会 脳科学作業部会(第6回 5/18)《文部科学省》
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精神・神経疾患における現状
高齢化や社会課題の複雑化が進む現代社会において、国民が健康で長く暮らせる社会を形成するためには、脳が関連する認知症やうつ病などの精神・
神経疾患を克服することは重要な課題の一つである。

認知症

うつ病

WHOによれば、世界で2030年には8,200万人、2050年には1億
5,200万人になると推定されている。社会負担も2015年は8,180億ドル
だったところ、2030年には2兆ドルになると推定されている。

WHOによれば、2030年には世界で最も社会的負担の大きな疾患がう
つ病になると推定されている。

単極性うつ病

(出典)「Towards a dementia inclusive society」(WHO)2021年8月9日

我が国は、超高齢化に伴い認知症が増加(高齢者の約7人に1人が認
知症)し、社会課題として顕在化。認知症は、社会的負担の大きな疾
患(日本の社会的コスト:2030年に約21兆円)。
DALYs(Disability-adjusted life years)=障害調整生存年数:傷病、機能障害
、リスク要因、社会事象毎に健康に影響する大きさを定量的に取り入れた指標

(出典)The global burden of disease : 2004 update(WHO)
2004年3月2日を基に作成

世界的に、成人の5%がうつ病に苦
しんでいると推定されており、うつ病
の人は世界で推計3億2,200万人
に上る。
(備考)内閣府「2030年展望と改革タスクフォース報告書」より抜粋。
(注)認知症者数は、65歳以上。認知症有病率が上昇するケース

(出典)Depression and Other Common Mental
Disorders(WHO)2017年1月3日

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