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ニュースリリース 厚生労働大臣・老健局へ要望 (13 ページ)

公開元URL https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/
出典情報 厚生労働大臣・老健局へ要望(5/24)《日本看護協会》
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2-2)

訪問看護

複数事業所の連携による24時間対応体制の評価

• 複数の訪問看護ステーションがICT活用等により密接かつ適切な連携体制を構築し、連携して24時間対
応体制を確保した場合に、緊急時訪問看護加算の算定を可能とされたい
• 重度者や看取り対応を推進する上で、訪問看護事業所における安定的な24時間対応体制の確保が重要である。

• 24時間対応体制整備に関する課題として、小規模事業所ほど「他事業所とオンコール対応のシェアができない」ことを課題に
挙げる割合が相対的に高くなっている。
• 医療保険の訪問看護においては、所定の要件を満たした場合に2つの事業所の連携による24時間対応体制加算の算定
が可能となっている。2022年の本会調査では、2つの事業所の連携により24時間対応体制加算を算定している事業所は
14.2%であった。
図1 看護職員数別・24時間対応体制整備における課題
「他事業所とオンコール対応のシェアができないこと」を
課題に挙げた事業所の割合
0

5

10

5人未満 (n=845)

20 %

15.6
15.6
13.9
12.2

5~10人未満 (n=724)
10~15人未満 (n=158)
15~20人未満 (n=49)
20人以上 (n=31)

15

図2 ICT導入と夜間オンコールの事業所間連携対応による負担軽減の事例
タブレット端末導入、記録様式の一元化、緊急用電話番号の共通化等により、2つ
の事業所間(同一法人内)の連携による夜間オンコール対応を試行的に実施
【結果】各事業所2名(計4名)で実施していたオンコール担当者を各事業所1名
(計2名)に半減でき、職員の業務時間の短縮と心理的負担の軽減がはかられた

3.2

無回答 (n=72)

13.9

表1 2つの事業所の連携による24時間対応体制の実施状況
(医療保険の24時間対応体制加算の届出ありと回答した事業所のみ集計)
実施している
実施していない
無回答


件数
割合(%)
243
14.2
1,459
85.3
9
0.5
1,711
100.0

厚生労働省 介護サービス事業(医療系サービス分)における生産性向上に資するガイドライン
日本看護協会「2024年度診療報酬・介護報酬改定等に向けた訪問看護実態調査」(2022) 介護サービスの質の向上に向けた業務改善の手引き 令和元年度改定版

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