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薬-2参考3○令和6年度薬価改定の主な課題と議論の進め方について (24 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00064.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第202回 6/21)《厚生労働省》
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(医薬品卸売販売業者の経営実態)


元来、市場実勢価格加重平均値調整幅方式で薬価改定が行われるということは、改定
後の薬価が従前の市場実勢価格を下回るケースも生じうるが、結果として薬価改定後
に市場実勢価格との逆転が発生していないのは、製薬企業が仕切価を下げ、医薬品卸
売販売業者が販売管理費を削減することにより、これを吸収していることによるもの
とも考えられる。



それに加えて、現下の価格交渉の実態等や毎年薬価改定の影響により、医薬品卸売販
売業者の業務上の負担は増加しており、こうした中で、医薬品卸売販売業者において
は販売管理費をさらに削減し、営業利益を捻出している状況にあると考えられる。



このような状況の中、近年では、ガソリン代、電気料金などの高騰により 医薬品卸売
販売業者の収益構造がさらに悪化しており、その経営は非常に厳しいものとなってい
る。

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