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【資料2】小規模多機能型居宅介護 (48 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33719.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第218回 6/28)《厚生労働省》
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小規模多機能型居宅介護の現状と課題
<現状と課題>


小規模多機能型居宅介護(以下「小多機」)は、「通い」を中心として、要介護(支援)者の様態や希望に応じ
て、随時「訪問」や「泊まり」を組み合わせてサービスを提供することで、中重度となっても在宅での生活が継続
できるよう支援するもの(平成18年度創設)。



1事業所の登録定員は29名以下。一方で、地域の実情に応じた普及を図りつつ、複数事業所で人材を有効活用し
ながら、より利用者に身近な地域でサービス提供が可能となるよう、サテライト型事業所の設置が可能。



報酬については、要介護別の月単位の定額報酬(※)。また、宿泊室に空床がある場合には、登録定員に空きが
ある場合など一定の条件を満たす場合に、登録者以外の短期利用も報酬算定が可能。
※ 訪問看護費、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費、福祉用具貸与費に限って併用が可能。



請求事業所数、受給者数、費用額は年々増加。



収支差率は令和元年が3.1%、令和2年が4.1%、令和3年が4.7%と推移している。



小多機は「介護離職ゼロ」に向けた基盤整備の対象サービスであり、第8期介護保険事業計画では、令和4年度
(2022年度)実績値11万人から、令和7年(2025)年度にかけて14万人(23%増)の見込み量となっている。



利用者の状況をみると、以下のとおりである。
・ 要介護3~5の利用者は約44%
・ 利用者の世帯構成は、独居が約46%、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上の利用者は約37%
・ 利用者1人あたりのサービス利用回数は、通い14.8回、訪問17.42回、宿泊6.0回

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