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資料2-5 緊急承認された医薬品の市販後安全対策について[6.5MB] (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33888.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第1回 6/29)《厚生労働省》
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ゾコーバ錠の医薬品リスク管理計画書の安全性検討事項に関する報告
<重要な潜在的リスク>【医薬品リスク管理計画書からの抜粋,一部改編】2023 年 3 月作成版
催奇形性
重要な潜在的リスクとした理由:
生殖発生毒性試験において、ウサギでは、臨床曝露量の 5.0 倍相当以上で胎児に催奇形性が認められてい
る。ラットでは、同様の異常は認められていない。
臨床試験において、妊娠中の女性への本剤の投与経験はない。
以上より、催奇形性を重要な潜在的リスクと設定した。
医薬品安全性監視活動の内容:
・ 通常の医薬品安全性監視活動
リスク最小化活動の内容:
【内容】
・ 通常のリスク最小化活動として、添付文書の「2. 禁忌」

「9.4 生殖能を有する者」

「9.5 妊婦」の項
及び「患者向医薬品ガイド」に記載して注意喚起を行う。
・ 追加のリスク最小化活動として、
「医療従事者向け資材」


「妊娠している女性、妊娠している可能性
のある女性、又は妊娠する可能性のある女性」に関するお願い』及び「患者向け資材」:
「ゾコーバ®
錠 125mg を処方された女性の患者さんとご家族のみなさまへ」の作成及び提供を行う。
【添付文書からの抜粋】2023 年 4 月作成版
2.禁忌(次の患者には投与しないこと)
(略)
2.4 妊婦又は妊娠している可能性のある女性[9.5 参照]

市販直後調査において,本剤投与後に妊娠していることが判明した症例が 2 例,及び本剤投与
の数日後に妊娠検査薬で陽性反応が出たことを担当医師に申告した症例が 1 例集積されています。
そのうち 1 例において,その後に流産されたことが確認されました。本剤の影響について,報告
医師は「不明」と判断されています。企業としましては,自然流産※の可能性もありますが,本剤
の影響については「不明」と判断しています。
※:医療機関で確認された妊娠の 15%前後が流産になります。妊娠 12 週未満の早い時期での流産が 8 割以上で
ありほとんどを占めます。人工流産以外の自然に起きる流産のことすべてを自然流産と言います。
【出典】 公益社団法人 日本産科婦人科学会ホームページ

これまで「妊娠していない」又は「妊娠している可能性がない」ことについて,入念な事前確
認をお願いして参りましたが,
「妊娠している可能性のある症例」への投与に際し,先生方におか
れましては,今一度,
「事前チェックリスト」活用の励行及び確認の手順の順守(次頁)を徹底い
ただきますよう何卒お願い申し上げます。

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