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2021年07月21日(水)
[医薬品] 費用対効果評価で専門組織が見直し案を提示 中医協・専門部会
- 中央社会保険医療協議会・費用対効果評価専門部会は21日、次期制度改革に向け、費用対効果評価専門組織から意見を聞いた。専門組織は、▽専門組織の検討期間▽専門組織の検討内容▽患者割合に係るデータの取扱いと公表-など11項目の見直し案を提示。基本的に、提案の方向で議論していくことが了承された(p3~p15参照)。 費用対効果評価については、企業分析の期間が9カ月、その後の公的分析は3カ月または6カ月と定められてい・・・
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2021年07月14日(水)
[医療機器] 医療機器2品目の保険適用を承認 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は14日、医療機器2品目の保険適用を承認した。また、先進医療会議で「条件付き適」と判断された先進医療B該当技術1件も了承された。詳細は以下の通り。【医療機器】区分C1(新機能)●「メドトロニックVanta PC」(日本メドトロニック)(2021年9月収載予定)(p3~p6参照)▽使用目的:脊髄硬膜外腔に電気刺激を与え、各種疾患に伴う慢性難治性疼痛を緩和することを目的として使用する。対象となる・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 診療報酬改定の結果検証へ特別調査票を決定 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は14日、2020年度診療報酬改定の影響を検証するための21年度の特別調査のアンケート票を了承した。厚生労働省は、7月下旬をめどに対象の医療機関などへ調査票を発送し、10-11月ごろに結果を中医協に報告する予定。 調査は、▽かかりつけ医機能等の外来医療に係る評価等に関する実施状況調査▽医療従事者の負担軽減、医師等の働き方改革の推進に係る評価等に関する実施状況調査▽かかりつけ薬剤師・薬・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 調剤基本料、支払側「薬局機能に応じて設定を」 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は14日、2022年度の診療報酬改定に向けて調剤に関する議論を始めた。調剤報酬のうち、薬剤料を除く「技術料」に占める調剤料が5割を超えている一方、薬剤師による対人業務を評価する薬学管理料は約2割にとどまっていることから、支払側委員はこの財源構成の比率を変えない限り対人業務へのシフトが進まないと指摘。調剤基本料について薬局の持つ機能に応じた区分設定に見直すべきだと提案した。 調・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 敷地内薬局に日医が「大変遺憾、問題点整理を」 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は14日、2022年度診療報酬改定に向け「調剤(その1)」について議論した(p412参照)。新設が続いている敷地内薬局について、病院との経済的、機能的、構造的独立性の観点から問題のあるケースが指摘され、ルールの見直しを含め、論点として取り上げられる方向となった。日本薬剤師会委員の主張に合わせて、日本医師会の委員も現状を「大変遺憾」とし、保険料に基づく医療費財源の観点も含めて・・・
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2021年07月14日(水)
[診療報酬] 診療側が公益委員に慎重な発言を要請 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会が14日に開いた総会では、公益側の委員に対して診療側が慎重な発言を求める場面があった。調剤基本料の見直しを巡る発言が発端で、中医協の公益委員の役割を厚生労働省が今後、整理することになった。 2022年度の診療報酬改定に向けてこの日は調剤報酬の見直しに関する意見を出し合ったが、その中で、大型門前薬局の調剤基本料を引き下げることで医療費の自己負担が低くなり、むしろ患者を誘導しかねない・・・
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2021年07月08日(木)
[診療報酬] 回復期リハの対象に心疾患の追加を検討へ 中医協・分科会
- 中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」が8日に開いた会合で、厚生労働省は、回復期リハビリテーション病棟入院料の対象に心疾患を追加できないか検討する方針を示した。心疾患や慢性心不全の患者が増えているのにこの入院料の対象とされておらず、入院患者に心臓リハを行うのが難しいため。 心疾患を対象に加えるべきだという意見があり、厚労省の担当者は「(心疾患の患者を)例えば回復期リハビリテーシ・・・
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2021年07月08日(木)
[診療報酬] 地域包括ケア病棟入院料1と2、院内の転棟割合に格差
- 地域包括ケア病棟入院料2の算定病棟では、院内の一般病棟からの転棟を受け入れる割合が入院料1の病棟に比べて高い傾向にあることが、中央社会保険医療協議会の分科会の調べで分かった(p20参照)。1カ月間に院内の転棟しか受け入れていない病院もあった。 地域包括ケア病棟では、急性期の治療を終えた患者や在宅療養の患者の受け入れなど3つの役割をカバーする想定だが、厚生労働省は「1つの機能に特化しているようにみえる・・・
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2021年07月07日(水)
[診療報酬] 4月診療分総点数もコロナ前上回る 総件数は依然マイナス
- 厚生労働省は7日の中央社会保険医療協議会・総会に、新型コロナウイルス感染症による医療機関の患者数と収入の変化について報告した。4月診療分は、前々年同月比でレセプトの総件数が▲3.8%、総点数は+2.0%となった。3月と同様で、コロナ感染拡大前の状況に比べて件数は戻っていないが、点数は増加の状況が続いている(p58参照)(p63参照)。 レセプト総件数の前々年同月比は、3月▲3.8%、4月▲3.8%。総点数は3月+5・・・
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2021年07月07日(水)
[診療報酬] 「かかりつけ医」機能への評価の充実で対立 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会の総会は7日、2022年度の診療報酬改定に向け、外来診療に関する議論を開始した。「かかりつけ医」機能について、支払側・診療側の双方が推進すべきだとの認識で一致したが、その評価の充実を巡り意見が分かれた。 この日は、外来診療として、▽「かかりつけ医」機能に係る評価▽外来機能の分化の推進▽オンライン診療に係る評価▽医療機関間の連携に係る評価▽生活習慣病に係る評価-などをテーマに議論した&l・・・
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2021年07月07日(水)
[診療報酬] コロナ特例措置で診療側が恒久化、支払側はエビデンス求める
- 中央社会保険医療協議会・総会は7日、次期診療報酬改定に向け、具体的な論点の議論を開始した。最初のテーマは、「コロナ・感染症対応(その1)」で、これまでの特例措置の効果検証を踏まえた今後の新型コロナウイルス感染症対策のあり方などを論点とした。診療側は、コロナ感染症の現状から、特例措置の継続、さらには基本診療料への包括評価、恒久化の検討を求めた。支払側もそうした方向に理解を示したが、恒久化にはエビデン・・・
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2021年07月07日(水)
[診療報酬] 22年度診療報酬改定へ9月を目途に「意見の整理」 中医協・総会
- 厚生労働省は7日の中央社会保険医療協議会・総会で、2022年度の診療報酬改定に向けた論点に関する「意見の整理」を、9月を目途にまとめる考えを示した(p2参照)。とりまとめまでを「第1ラウンド」とし、秋以降の「第2ラウンド」で具体的な検討を行う方針。 「第1ラウンド」の主なテーマは、コロナ・感染症対応や外来、入院、在宅、調剤、個別事項など。このうち、個別事項では、働き方改革の推進や不妊治療の保険適用、医・・・
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2021年07月02日(金)
[診療報酬] 接種会場に職員派遣、診療報酬の臨時的な措置の対象に 厚労省
- 厚生労働省は、新型コロナウイルスワクチンの大規模接種や職域接種の実施会場などに医療機関が職員を派遣すれば診療報酬上の臨時的な措置の対象になると、都道府県や医療関係団体などに周知した。新型コロナの感染患者を受け入れた医療機関などへ職員を派遣した場合と同様の取り扱いとする(p2参照)。 厚労省はこれまで、新型コロナの患者などを受け入れた医療機関が定数超過入院になれば当面の間は入院基本料の減額措置を・・・
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2021年06月30日(水)
[医療改革] カードリーダーの機種選定期限、8月1日に延長 厚労省事務連絡
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- 「オンライン資格確認」集中導入開始宣言に関する説明会開催及び顔認証付きカードリーダー「機種未定」申込の「機種選定」期間延期に関する周知について(協力依頼)(6/30付 事務連絡)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 保険局 医療介護連携政策課 カテゴリ: 医療制度改革
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2021年06月30日(水)
[医療機器] 区分B2の2製品など医療機器を保険適用 厚労省
- 厚生労働省は6月30日付で、「医療機器の保険適用」に関する通知を発出した。2021年7月1日から保険適用。保険適用されたのは、区分B2(個別評価)として「Lima リバースショルダー・システム」(日本リマ)【人工肩関節用材料(3)切換用】、「BKS Cone システム」(日本エム・ディ・エム)【オプション部品(2)人工膝関節用部品[2]人工関節用部品(II)】(p23参照)。 その他、医科における新たな保険適用で区分A2(特・・・
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2021年06月30日(水)
[診療報酬] 急性期一般入院料1の医療機関、2割超が治療室なし 厚労省
- 厚生労働省は6月30日、2019年6月に急性期一般入院料1を届け出ていた医療機関の2割超が、特定集中治療室などいずれの治療室の届け出も行っていなかったとするデータを中央社会保険医療協議会の分科会に示した(p87参照)。100床以上200床未満の届出医療機関では、治療室のあり・なしの施設数がほぼ半々だった(p88参照)。委員からは、治療室の有無で急性期医療の実態にどのような違いがあるのか分析を求める意見が出た。・・・
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2021年06月30日(水)
[診療報酬] 急性期一般入院料1、19年7月1日現在で34万6,491床 厚労省
- 厚生労働省は6月30日に開催した中央社会保険医療協議会の「入院医療等の調査・評価分科会」に、一般病棟入院基本料の届出病床数を示した。高度急性期医療に対応する看護配置7対1相当の急性期一般入院料1は、2019年7月1日現在で34万6,491床となり、前年の同日に比べて2,892床の減少にとどまった(p9参照)。 厚労省は、一般病棟入院基本料の届出病床数について「急性期一般入院料1が最も多いが、平成26年以降、減少傾向。そ・・・
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2021年06月25日(金)
[医療費] 21年2月の調剤医療費、前年度比4.9%減の6,031億円 厚労省
- 厚生労働省は6月25日、2021年2月の「最近の調剤医療費(電算処理分)の動向」を公表した。2月の調剤医療費は6,031億円となり、対前年度同期比で4.9%減少した。内訳は、技術料が1,536億円(対前年度同期比7.1%減)、薬剤料が4,483億円(4.1%減)。後発医薬品の薬剤料は965億円(9.1%増)だった(p1~p2参照)。 後発医薬品の割合は数量ベース(新指標)で、82.1%(前年同期差1.8%増)(p2参照)。・・・
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2021年06月25日(金)
[医療費] 20年度4-2月の概算医療費 対前年同期比4.1%減の38.3兆円
- 厚生労働省が6月25日に公表した「最近の医療費の動向[概算医療費]2020年度2月号」によると、20年度4-2月の概算医療費は38.3兆円、対前年同期比では4.1%の減少となった。 うち医療保険適用の75歳未満は21.3兆円(対前年同期比4.7%減)、75歳以上は15.1兆円(3.0%減)だった(p1参照)(p4参照)。 1人当たり医療費は30.4万円(3.7%減)で、75歳未満は19.8万円(4.2%減)、75歳以上は83.7万円(4.0%減)・・・
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2021年06月25日(金)
[医療費] 20年度4-2月の医療保険医療費、75歳未満で4.8%減
- 厚生労働省が25日に公表した「最近の医療費の動向[医療保険医療費]2020年度2月号」によると、20年度4-2月の医療保険適用75歳未満の医療保険医療費は21兆250億円(対前年同期比4.8%減)、75歳以上は15兆8億円(3.1%減)となったことがわかった(p2参照)。 このうち医科入院医療費は、75歳未満が6兆8,204億円(4.7%減)、75歳以上は7兆5,694億円(2.8%減)(p3参照)。医科入院外医療費は75歳未満が7兆9,503億円・・・
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2021年06月25日(金)
[医療改革] オンライン資格確認、21日時点でプレ運用に732施設参加 厚労省
- 厚生労働省は25日、オンライン資格確認システムのプレ運用に、21日時点で医療機関や薬局の732施設が参加していることを社会保障審議会・医療保険部会に報告した(p20参照)。担当者によると、課題だったデータの正確性は担保されている状況だという。 参加施設数の種類別の内訳は、病院が85、医科診療所が225、歯科診療所と薬局が各211(p20参照)。厚労省は7月、多くの施設への参加を呼び掛ける「集中導入開始宣言(リ・・・
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2021年06月25日(金)
[医療費] 20年度の概算医療費、過去最大の前年度比1兆円以上減 厚労省試算
- 厚生労働省によると、2020年度の医療保険・公費負担医療分の「概算医療費」が前年度と比べ1兆円以上減り、年間の減少額は1954年度に統計を取り始めて以降、過去最大となる見通し。厚労省は、新型コロナウイルスの感染拡大による患者の受診控えやインフルエンザが流行しなかったことが主な要因だと指摘している。 同省保険局の西岡隆調査課長が、25日の社会保障審議会・医療保険部会の終了後、記者団に明らかにした。 同省はこ・・・
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2021年06月23日(水)
[医療機器] 医療機器3品目、臨床検査2件の保険適用を承認 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は23日、医療機器3品目と臨床検査2件の保険適用を承認した。 新たに保険適用される医療機器(2021年9月収載予定)は次の通り(p10~p23参照)。【区分C2:新機能・新技術】●少なくとも一側の骨導閾値が正常または軽度障害である難聴症例に対し、日常の環境で環境音と語音の聞き取りを改善するために使用する「メドエル骨導インプラント BONEBRIDGE」(メドエルジャパン):保険償還価格72万円(・・・
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2021年06月23日(水)
[診療報酬] 看護必要度、患者割合の捉え方などで議論 中医協・小委員会
- 中央社会保険医療協議会の診療報酬基本問題小委員会は23日、入院医療に関する2020年度調査の結果を基に、22年度の次期診療報酬改定に向けて議論した。支払側の委員は、急性期一般入院料での「重症度、医療・看護必要度」(以下、看護必要度)IIの方がIよりも該当患者割合が高い傾向が見られるとし、その要因を分析するよう厚生労働省に求めた。また、回復期リハビリテーション病棟入院料のリハビリテーション実績指数の経過措置・・・
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2021年06月23日(水)
[診療報酬] 薬価・特定保険医療材料価格調査の内容を了承 中医協・総会
- 中央社会保険医療協議会・総会は23日、2022年度診療報酬改定に向け、21年度に実施する医薬品価格調査(薬価調査)と特定保険医療材料価格調査の内容を了承した。薬価調査は、20年度実施の中間年調査では、調査対象を絞り込んだが、2年に1回の調査の規模に戻して行う。支払側委員は、薬価、特定保険医療材料価格とも、調整幅の妥当性を議論するための集計や分析を行うことを求めた(p252参照)(p256参照)。 薬価調査は・・・
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