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2014年12月09日(火)
[医療保険] 保険料率を変更する際は5月納付分から 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は12月9日、運営委員会を開催し、2015年度の保険料率に関する論点や2015年度事業計画案などを議論した。保険料率に関しては、衆議院解散に伴い、政府予算案の閣議決定が後ろ倒しになった場合、保険料率を変更する際は5月納付分からとなると説明した(p9参照)。また協会として国庫補助率20%への引き上げ、高齢者医療への公費負担の拡充・全面総報酬割導入などを求めていくことを確認した(p7参照)。全・・・
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2014年11月18日(火)
[医療保険] 国庫補助率の引き上げなどを要請 全国健康保険協会
- 全国健康保険協会は11月18日、同協会に対する国庫補助率の引き上げ、高齢者医療制度の見直しに関する要請書を、塩崎恭久厚生労働大臣に宛てて提出した。(1)国庫補助率の健康保険法本則上限の20%への引き上げ(2)高齢者医療制度の見直し―の2点を要請している(p1~p2参照)。・・・
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2014年10月21日(火)
[医療保険] 制度改革や激変緩和措置などの論点を提示 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は10月16日に、運営委員会を開催した。 この日は、(1)平成27年度保険料率(2)平成27年度事業計画(骨子案)―の2点が主な議題となった(p1参照)。 (1)の「平成27年度保険料率」については、(i)制度改正(ii)平成27年度保険料(iii)激変緩和措置(iv)変更時期―のそれぞれに関する論点が提示された(p269~p270参照)。 たとえば(i)の「制度改正」では、「国庫補助率20%への引上げ」「高齢・・・
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2014年09月16日(火)
[医療保険] 後発医薬品使用促進事業で約83億円の軽減効果 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は9月16日に、運営委員会を開催した。 この日は、(1)平成27年度保険料率に関する論点(p9~p11参照)(2)保険者機能強化アクションプラン(第2期)に係る実施状況(平成25年度パイロット事業等)(p12~p21参照)―などを議論したほか、「協会けんぽの取り組み等に対する加入者の意識調査」(p69~p136参照)について報告をうけるなどした。 (1)の保険料率に関しては、平成27年医療保険制度改革に向・・・
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2014年07月29日(火)
[医療保険] 協会けんぽの25年度収支、黒字決算ながら拠出金負担は増加続く
- 全国健康保険協会は7月29日に、運営委員会を開催した。 今回は、(1)平成25年度決算と事業報告(2)5年収支見通し―などを議題とした。 (1)の平成25年度決算のうち「協会けんぽ(医療分)」について見てみよう(p49~p50参照)。 平成25年度の収入は8兆7291億円で、前年度に比べて2164億円・2.5%増加している。一方、支出は8兆5425億円で、前年度に比べて3402億円・4.1%増加した。 この結果、平成25年度の収支差がプラ・・・
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2014年07月10日(木)
[医療保険] 協会けんぽ25年度決算、黒字続くも「財政構造の好転」に至らず
- 全国健康保険協会は7月10日に、「協会けんぽ(医療分)の平成25年度決算(見込み)」を公表した。 協会けんぽは、主に中小企業の会社員やその家族が加入する公的医療保険で、財政状況が厳しいことが知られている。このため、現在(1)国庫負担割合を16.4%に引上げる(従前は13.0%)(2)後期高齢者支援金計算において3分の1総報酬割を導入する(従前はすべて加入者割であり、相対的に負担が重かった)―との特例措置が行われて・・・
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2014年06月23日(月)
[医療保険] ジェネリック軽減額通知、協会けんぽ医療費は5年で227億円削減
- 全国健康保険協会は6月23日に、運営委員会を開催した。 今回は、(1)保険者機能強化アクションプラン(第2期)の実施状況(p81~p197参照)(2)5年収支見通しの前提(p198~p200参照)―について議論したほか、社会保障審議会・医療保険部会の状況(p2~p80参照)が報告されている。 (1)の保険者機能強化アクションプラン(第2期)は、名称どおり「保険者の機能を強化する」ことを目的に平成24年7月に策定された。 ・・・
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2014年05月23日(金)
[医療保険] 全面総報酬割導入など医療保険部会の議論を報告 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は5月23日に、運営委員会を開催した。 この日は、(1)社会保障審議会「医療保険部会」の議論(2)協会けんぽの財政基盤強化行動計画―の2点を議題とした。 (1)の医療保険部会の議論については、4月21日と5月19日に開催された部会の議論内容が報告された。報告された部会の内容を眺めてみよう。 厚生労働省は被用者保険の課題について、(i)協会けんぽの財政基盤を強化するために国庫補助水準を検討する(i・・・
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2014年04月03日(木)
[規制改革] 患者ニーズに応える「選択療養」、健保連など保険者は反対姿勢
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- 「選択療養」に対する保険者3団体の見解(4/3)《健康保険組合連合会、国民健康保険中央会、全国健康保険協会》
- 発信元:健康保険組合連合会、国民健康保険中央会、全国健康保険協会 カテゴリ: 医療保険 医療制度改革
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2014年03月19日(水)
[医療保険] 協会けんぽの26年度予算、収入の35%以上が高齢者等への拠出金
- 全国健康保険協会は3月19日に、運営委員会を開催した。 この日は、平成26年度の事業計画や予算などについて議論した。 まず26年度予算(健康保険勘定)のうち収入について見てみると、保険料等交付金が8兆2795億5000万円(前年度に比べて923億6200万円増)、国庫補助金が1兆3955億300万円(同495億2600万円増)などで、合計9兆7839億1900万円(同1435億8200万円増)となっている(p31参照)(p72参照)。 一方、支出・・・
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2014年01月29日(水)
[医療保険] 協会けんぽ26年度保険料率、医療10%維持、介護1.72%に引上げ
- 全国健康保険協会は1月29日に、運営委員会を開催した。 この日は、(1)健康保険の保険料率(医療分)(2)健康保険の保険料率(介護分)(3)5年収支見通し(4)平成26年度事業計画案―などを議論した。 (1)の保険料率(医療分)については、「平成26年度も現在の平均保険料率10.00%を維持する」ことを了承している(p3~p4参照)(p8参照)。 また平均保険料率を維持したうえで、都道府県単位保険料率も維持する方・・・
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2014年01月14日(火)
[医療保険] 協会けんぽの26年度保険料率、医療分は10%、介護分は1.72%に
- 全国健康保険協会は1月14日に、「平成26年度の協会けんぽ保険料率・介護保険料率の見込み」について発表した。 医療分については、準備金を取り崩すことが認められており、これにより平成25年度と同率の10.00%(平均)が維持される(p1参照)。 また、都道府県単位の保険料率についても、激変緩和率を維持し、現在の料率を凍結する考えだ(p1参照)。ちなみに、現在(平成25年度)の最高は佐賀県の10.16%、最低は長・・・
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2013年11月26日(火)
[医療保険] 協会けんぽの26年度保険料率、10.0%で据置きへ
- 全国健康保険協会は11月26日に、運営委員会を開催した。 この日は、平成26年度の保険料率や事業計画などについて議論を行った。 協会けんぽの平均保険料率は、現在10.0%となっている。 ところで、改正健保法(平成25年5月31日施行)では、(1)協会けんぽへの国庫補助16.4%を26年度まで延長する(2)後期高齢者支援金計算における3分の1総報酬割を26年度まで延長する(3)協会けんぽによる準備金取崩しを認める―こととされ・・・
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2013年10月07日(月)
[医療保険] 健保法改正受け、出産手当金の不正請求厳格調査 協会けんぽ
- 全国健康保険協会は10月7日に、運営委員会を開催した。 この日は、社会保障制度改革国民会議等の報告書(p2~p48参照)や平成26年度厚生労働省予算概算要求(p49~p60参照)について報告を受けたほか、26年度事業計画の骨子案について議論を行った。 26年度事業計画の骨子案は、大きく(1)保険運営の企画(2)健康保険給付等(3)保健事業(4)組織・業務改革―の4本柱で構成されている(p61~p63参照)。 (1)の保険・・・
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2013年08月06日(火)
[社会保障] 協会けんぽの財政基盤強化に向け、具体的方向性を明示せよ
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協会けんぽを管掌する全国健康保険協会は8月6日に、「社会保障制度改革国民会議報告書」に関する談話を発表した。
協会では、「被用者保険を持続可能な制度とするためには、一刻も早く協会けんぽの財政基盤を強化する必要がある」とし、「報告書は、既に法律(社会保障制度改革推進法)に規定されている検討事項を確認したに過ぎず、具体性の乏しい不十分な内容であり、極めて残念」との感想を述べている。
また、国民会議の・・・
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2013年07月29日(月)
[医療保険] 協会けんぽ、24年度は3243億円の黒字出るも「財政に余裕なし」
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全国健康保険協会は7月29日に、運営委員会を開催した。
この日は、(1)平成24年度決算(2)5年収支見通しの試算(p332~p362参照)(3)社会保障制度改革国民会議の状況等(p363~p395参照)(4)24年度業績評価における評価基準(p396~p408参照)―について事務局から報告を受け、これらに関する議論を行った。
(1)の24年度決算(健康保険)をみると、収入9兆2755億円に対し、支出8兆9512億円で、3243億円の黒字決・・・
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2013年07月09日(火)
[健康保険] 協会けんぽ24年度決算、2年連続で黒字(単年度3104億円)見込み
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全国健康保険協会は7月9日に、平成24年度の協会けんぽの決算見込みについて発表した。
「協会けんぽ」は、主に中小企業に勤めるサラリーマンとその家族が加入する公的医療保険。従前は政府が運営していた(政府管掌健康保険)が、平成20年に全国健康保険協会に運営が移管され、名称も変更された。
24年度決算は、収入8兆5127億円に対し、支出が8兆2023億円で、2年連続の黒字決算(単年度収支で3104億円の黒字)となる模様<・・・
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2013年05月29日(水)
[医療保険] 協会けんぽ、近く平成25~29年度の財政見通しを試算
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全国健康保険協会は5月29日に、運営委員会を開催した。
この日は、(1)健康保険法等の一部を改正する法律(2)社会保障制度改革国民会議等(3)5年収支見通しの試算の前提等―の大きく3点が議題となった。
まず、(3)を見てみよう。
全国健康保険協会は、主に中小企業の従業員が加入する「協会けんぽ」を運営している。協会けんぽの運営では、長期的な「医療保険財政の安定」が求められるため、2年ごとに「翌事業年度から・・・
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2013年01月30日(水)
[医療保険] 都道府県別の協会けんぽ保険料率、最高は佐賀の10.16
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全国健康保険協会は1月30日に、運営委員会を開催した。
この日は、(1)健康保険の保険料率(2)平成25年度事業計画―などが議題となった。
(1)の「協会けんぽの保険料率」については、平成25年度は10.0%に据置かれる(p20参照)。
協会では「現在の保険料率は限界である」として、(i)協会けんぽの財政基盤を安定させるために、国庫補助率の20%への引上げや、高齢者医療制度改革を行う(ii)都道府県単位保険料率・・・
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2012年12月07日(金)
[健康保険] 25年度保険料率上昇抑えるため、準備金取崩しも 協会けんぽ
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全国健康保険協会は12月7日に、運営委員会を開催した。この日は、平成25年度の保険料率、予算案・事業計画案について議論を行った。
25年度の協会けんぽ保険料率をめぐっては、(1)医療保険制度改正(2)準備金の取扱い(3)激変緩和措置(4)料率変更時期―という大きく4つの論点がある。
まず(1)は、社会保障審議会・医療保険部会で議論されている「国庫負担率」や「後期高齢者支援金の計算方法」などに関するテーマだ。・・・
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2012年10月19日(金)
[健康保険] 25年度保険料率軽減に向け、準備金取崩すべきか 協会けんぽ
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協会けんぽを運営する全国健康保険協会は10月19日に、運営委員会を開催した。この日は、平成25年度保険料率、25~29年度の収支見通し、財政基盤強化に向けた行動計画などが議題となった。
まず、25年度の保険料率については、次の4つの論点が掲げられている(p17~p18参照)。
(1)制度改正
(2)準備金の扱い
(3)25年度の激変緩和措置
(4)保険料率変更の時期
このうち(1)は、「国庫補助率20%への引上げ」「高齢者・・・
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2012年10月16日(火)
[協会けんぽ] 後発品切替えによる医療費減額通知等で、後発品割合28.5%に
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協会けんぽを運営する全国健康保険協会は、10月16日に開かれた「日本ジェネリック医薬品学会・バイオシミラー分科会セミナー」で、ジェネリック医薬品使用促進の取り組みについて発表した。
協会けんぽは、主に中小企業が加入する公的医療保険で、経済状況の悪化や医療費増加によって厳しい運用を強いられている。平成23年度には保険料率の引上げなどにより一時的に財政状況が改善したが、「赤字構造」は続いている。
協会で・・・
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2012年07月23日(月)
[健康保険] レセプトや健診情報集積し、データベースを構築 協会けんぽ
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協会けんぽを運営する全国健康保険協会は7月23日に、運営委員会を開催した。この日は、事務局から平成23年(2011年)度決算報告書案(p2~p318参照)や、保険者機能強化アクションプラン(第2期)案(p332~p338参照)などが示されている。
まず、23年度決算(健康保険)について見てみると、2586億円の黒字となっている(p75参照)。黒字の要因としては、(1)1人当たり医療給付費が、見込み(21万3384円)よりも少な・・・
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2012年07月09日(月)
[健康保険] 協会けんぽ23年度は黒字決算も、24年度以降考慮した財政強化を
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全国健康保険協会は7月9日に、「平成23年度の協会けんぽの決算(見込み)について[医療分](協会会計と国の特別会計との合算ベース)」を発表した。
協会けんぽは、主に中小企業のサラリーマンが加入する公的医療保険である。平成23年度の財政状況(決算見込み)を見ると、収入8兆577億円に対し、支出7兆7992億円で、差引き2586億円の黒字となっている。その結果、準備金残高は1947億円となった(p1参照)(p3参照)・・・
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2012年03月21日(水)
[医療保険] 24年度の協会けんぽ特定健診、被保険者50.0%等の受診率目指す
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全国健康保険協会は3月21日に、運営委員会を開催し、平成24年度の事業計画・予算などについて議論を行った。
平成24年度の事業計画を見ると、(1)協会けんぽの財政運営の強化(2)協会の自主性・責任を拡大する方向への制度見直し提言(3)広報の充実(4)地域の実情に応じた医療費適正化対策等の推進―などを基本方針に据え(p6~p7参照)、そのうえで重点事項や数値目標を固めている。
重点事項は、大きく(i)保険者機・・・
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