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2016年07月21日(木)
[医療費]特定保健指導の実施率は目標届かずも、医療費抑制効果 政府WG
- 政府は7月21日、「医療・介護情報の分析・検討ワーキンググループ(WG)」を開催し、「医療費適正化基本方針」を議題とした(p2~p6参照)。 医療費適正化計画は国民の高齢期の適切な医療確保を図る観点から、医療費の適正化を総合的・計画的に推進するため、国や都道府県が定めている。医療費の見込み・目標や、健康保持の推進・医療の効率的提供の推進に関する目標(特定健診・特定保健指導実施率、メタボ該当者・予備群減・・・
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2016年07月11日(月)
[医療保険] 特定健診、2014年度実施率48.6%で前年より改善 保険者検討会
- 厚生労働省は7月11日、「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」を開催し、「2014年度特定健診・特定保健指導の実施状況」などを報告した。 特定健診は対象者数5,384万7,427人に対し、受診者数が2,616万3,456人で、実施率は48.6%(前年度比1.0ポイント増)。 また、受診者数に占める特定保健指導の対象者数は440万3,850人(対象者割合16.8%)、このうち、終了者数は78万3,118人で、終了率は17.8%(前年度比0.1ポイン・・・
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2016年07月11日(月)
[がん対策] 健診結果電子フォーマットの統一化が必要 がん受診率WG
- 厚生労働省は7月11日、「がん検診受診率等に関するワーキンググループ」を開催し、(1)市区町村間で比較可能ながん検診受診率算定法(p6~p12参照)、(2)職域におけるがん検診受診率(p13~p21参照)(p22~p28参照)―に関して、ヒアリングを実施した。 (1)で、滋賀県・愛荘町の健康推進課は「愛荘町におけるがん検診受診率の現状」を報告。がん検診の課題として、「近隣に医療機関が少なく、集団検診に頼っている」・・・
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2016年06月29日(水)
[結核対策] 特定感染症予防指針の見直しを議論 結核部会
- 厚生労働省は6月29日、厚生科学審議会「結核部会」を開催。(1)「結核に関する特定感染症予防指針の見直し」(p4~p26参照)、(2)報告事項(p27~p66参照)―などを議題とした。 部会では、(1)に関し、(i)定期の健康診断および潜在性結核感染症(LTBI)(p9参照)、(ii)結核の医療提供体制(p18参照)、(iii)目標の評価と設定(p20~p24参照)―について議論した。 (i)に関し、厚労省は、「65歳以上・・・
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2016年06月29日(水)
[診療情報] レセプト・特定健診等情報の提供GLの改正案を提示 有識者会議
- 厚生労働省は6月29日、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催し、「レセプト情報・特定健診等情報の提供に関するガイドライン(GL)の改正案」を議題とした。 厚労省は改正案を示し、レセプト情報等の提供依頼申出手続きの「あらかじめ明示しておく事項」に関し、レセプト情報等を用いた研究は原則として、「疫学研究に関する倫理指針」の適用対象となることとしていたが、倫理指針が見直されたため、「人を対象と・・・
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2016年06月17日(金)
[健康] 事後措置等の評価指標を議論 健診専門委
- 厚生労働省は6月17日、厚生科学審議会・地域保健健康増進栄養部会の下部組織「健康診査等専門委員会」を開催。「健康診査等に伴う事後措置」などを議論した。専門委員会では、公衆衛生の観点から、健康診査のあり方を検討している。 今回、健診・検診時やその前後に行われる、精密検査、治療、保健指導などの事後措置等について議論。厚労省は事後措置等を含めた健診・検診のシステム全体を通じて、目的の達成度などの有効性・・・・
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2016年06月14日(火)
[がん対策] がん検診の評価指標、目標値の再検討を がん受診率WG
- 厚生労働省は6月14日、「がん検診受診率等に関するワーキンググループ」の初会合を開催した。 WGは、「がん検診のあり方に関する検討会」で、市区町村や職域での比較可能ながん検診受診率の推計方法等を検討する流れを受けて設置された。市区町村および保険者間で比較可能ながん検診受診率の算定方法、公表方法、精密検査受診率の目標値設定などの検討を行い、検討会に報告する(p3参照)。 今回は、(1)座長選任、(2)・・・
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2016年06月10日(金)
[医療費] 医療費適正化、後発医薬品数量で各都道府県大差なく 厚労省
- 政府は6月10日、「医療・介護情報の分析・検討ワーキンググループ(WG)」を開催し、厚労省が「医療費適正化基本方針」に関して説明した。 厚労省は2015年度策定した医療費適正化基本方針で示された、医療費の見込みの算定方法を説明した(p3参照)。 入院医療費に関し、厚労省は適正化の取り組みを行わない場合の医療費に、病床機能の分化・連携の推進の成果などを踏まえ、入院医療費の見込みとすることを考えていると言・・・
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2016年06月03日(金)
[医療保険] メタボリスク者を抽出する質問の見直し案を提示 保険者検討会
- 厚生労働省は6月3日、「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」を開催し、「第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直し」(p4~p23参照)などを議論した。 検討会で、厚労省は特定健診・特定保健指導の見直しに関し、「特定健診・保健指導の枠組みについて、特定保健指導対象者選定の第一基準である腹囲は堅持していくべき」、「腹囲基準を含めた現行制度のあり方について議論するためには、まずはエビデンスの蓄積等・・・
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2016年05月26日(木)
[医療改革] 「高齢者の保健事業のあり方検討WG」を新設 医療保険部会
- 厚生労働省は5月26日、社会保障審議会の「医療保険部会」を開催。(1)最近の医療費の動向、(2)高齢者医療の現状など、(3)「子どもの医療制度の在り方等に関する検討会」議論の取りまとめ―の3点を議論した。 (2)では、厚労省は「個人や保険者による予防・健康づくりの推進」に関して、高齢者の特性として「フレイル(加齢とともに、筋力や認知機能などが低下し、生活機能障害・要介護状態・死亡などの危険が高くなった状・・・
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2016年05月25日(水)
[診療情報] オンサイト規定などの論点を提示 レセプト情報会議
- 厚生労働省は5月25日、「レセプト情報等の提供に関する有識者会議」を開催し、(1)第三者提供の現状(p4~p14参照)、(2)社会医療診療行為(p15~p18参照)、(3)レセプト情報等の民間提供(p19~p22参照)、(4)オンサイトリサーチセンター(p34~p37参照)―などについて議論した。 (1)に関し、厚労省は、「第三者提供の申出件数と承諾件数の推移」を示し、2011年以降、徐々に承諾される割合が上昇している旨を・・・
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2016年05月19日(木)
[医療改革] 政府成長戦略素案、ビッグデータ活用して診療支援 競争力会議1
- 政府は5月19日、「産業競争力会議」を開催し、「成長戦略:『日本再興戦略2016』素案」を提示して議論した。 素案では、新たな有望成長市場の創出のため「官民戦略プロジェクト10」を打ち出し、「第4次産業革命(IoT・ビッグデータ・人工知能)」や「世界最先端の健康立国へ」などを大きな施策の柱に掲げた(p9~p10参照)。 総合的な司令塔である「第4次産業革命官民会議」を設置するほか、「人工知能技術戦略会議」で研究・・・
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2016年05月19日(木)
[医療改革] ロボット等を用いた介護、介護報酬の評価など検討 競争力会議2
- 5月19日の「産業競争力会議」で示された、「成長戦略:『日本再興戦略2016』素案」では、このほか、鍵となる施策の具体的な内容も提示されている。 「ビッグデータ等の活用による診療支援・革新的創薬」に関しては、医療分野の情報を活用した創薬・治療の研究開発の促進に向けて、治療・検査データを広く収集し、安全に管理・匿名化を行い、利用につなげる「代理機関(仮称)」制度を検討。「代理機関」で収集された膨大なデー・・・
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2016年05月18日(水)
[医療保険] 健康づくりにインセンティブを提供する取り組みGL公表 厚労省
- 厚生労働省は5月18日、「個人の予防・健康づくりに向けたインセンティブを提供する取組に係るガイドライン(GL)」を公表した。これは、2016年4月4日の「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」で議論した、国民が健康づくりの取り組みを実践・継続するための施策案をまとめたもの。ガイドラインでは、(1)基本的な考え方(p7~p9参照)、(2)個人への分かりやすい情報提供(p10~p11参照)、(3)個人にインセンテ・・・
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2016年05月17日(火)
[特定検診] メタボ予備群等を抽出するための質問項目検討 特定健診検討会
- 厚生労働省は5月17日、「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」を開催し、「標準的な質問項目」を議論した(p5~p149参照)。 厚労省は標準的な質問項目に関し、糖尿病等の生活習慣病、とりわけメタボリックシンドロームの該当者・予備群を減少させられるよう、保健指導が必要な者を的確に抽出するための検査項目を健診項目としていると説明。その上で、標準的な質問項目の論点として、(1)生活習慣病リスクの・・・
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2016年05月16日(月)
[医療保険] 特定健診を効率性や実施率の観点で検討 保険者検討会
- 厚生労働省は5月16日、「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」を開催し、「第3期特定健診・特定保健指導に向けた見直し」(p28~p50参照)などを議論した。 検討会では、特定健診等の見直しに関し、「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」での科学的エビデンスの整理を前提として、加えて、生活習慣病対策全体の俯瞰、実現可能性・効率性、実施率向上、費用対効果などの視点も踏まえ検討した・・・
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2016年05月12日(木)
[がん対策] 職域検診受診率は肺がんが最多の71.9% がん検診検討会
- 厚生労働省は5月12日、「がん検診のあり方に関する検討会」を開催し、(1)がん検診に関する実施状況等調査結果、(2)今後のがん検診に関する論点、(3)がん検診受診率などに関するワーキンググループでの論点―などを議論した。 (1)では、がん検診に関する実施状況等調査の結果の公表・分析を実施(p11~p24参照)。2015年12月から2016年1月にかけて、2014年度の健康保険組合のがん検診実施状況を調べ、1,406対象組合のう・・・
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2016年05月10日(火)
[災害医療] 熊本地震、細やかな生活支援が求められる局面 塩崎厚労大臣
- 塩崎恭久厚生労働大臣は、5月10日の記者会見で、発生から約1カ月となる熊本地震について言及した。 熊本地震後の現状に関し、塩崎厚労相は「医療で言えば、急性期のような危機的な状態、救命救急が何よりも求められる状態から、生活支援をきめ細かくやっていくフェーズ(局面)に変わってきている。福祉施設への介護職員の方々の全国からの応援のマッチングも、大事な仕事になってきている」と説明した(p1~p2参照)。 また・・・
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2016年05月10日(火)
[特定検診] これまでの議論の整理を提示 特定健診検討会
- 厚生労働省は5月10日、「特定健康診査・特定保健指導の在り方に関する検討会」を開催し、(1)特定健康診査の健診項目(腹囲・その他)(p17~p44参照)、(2)これまでの議論の整理(p45~p48参照)―を議論した。 (1)では、腹囲について、前回検討会で、腹囲が基準以下であっても、内臓脂肪の蓄積がみられる場合があると指摘(p4参照)。このため、厚労省は今回の検討会で有識者からのヒアリングを実施した。 門脇・・・
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2016年05月06日(金)
[予定] 注目される来週の審議会スケジュール(5月9日~5月14日)
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- 来週注目の審議会スケジュール(5月9日~5月14日)(5/6)《厚生政策情報センター》
- 発信元:厚生政策情報センター カテゴリ: その他
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2016年04月25日(月)
[医療保険] 支払基金前提とせず、診療報酬審査見直し データヘルス検討会
- 厚生労働省は4月25日、「データヘルス時代の質の高い医療の実現に向けた有識者検討会」の初会合を開催し、「論点案」を議論した。検討会は効率的で質の高い医療の実現を目的に、ICT・ビッグデータの活用による保険者機能を強化する新たなサービスなどを検討するもの。 厚労省は論点として、(1)保険者機能強化と医療の質の向上(p4参照)、(2)審査の効率化・統一化の推進と組織体制(p6参照)―の2本柱を打ち出してい・・・
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2016年04月20日(水)
[健康] 糖尿病性腎症の重症化予防プログラムを公表 厚労省
- 厚生労働省は4月20日、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を公表した(p5~p19参照)。糖尿病による腎障害は人工透析が必要になるなど、患者のQOLの著しい低下や国民医療費の増加につながる。このため、厚労省、日本医師会、日本糖尿病対策推進会議は、2016年3月24日に連携協定を締結。自治体と医療関係者の連携を推進するため、「糖尿病性腎症重症化予防プログラム」を策定した。糖尿病が重症化するリスクの高い未受診者・・・・
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2016年04月17日(日)
[周産期医療] 被災した妊産婦や子どもへの支援ポイントを周知 厚労省
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- 平成28年熊本地震で被災した妊産婦及び乳幼児等に対する支援のポイントについて(4/17)《厚生労働省》
- 発信元:厚生労働省 雇用均等・児童家庭局 カテゴリ: 医療提供体制
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2016年04月13日(水)
[健康] 特定保健指導で男性5,720円・女性1,680円以上抑制 保険者検討会
- 厚生労働省は4月13日、「保険者による健診・保健指導等に関する検討会」を開催し、「特定健診・保健指導の医療費適正化効果等の検証のためのワーキンググループ検証結果取りまとめ」や「後期高齢者支援金の加算・減算制度」などについて報告した。 厚労省は特定健診・特定保健指導による検査値への影響と医療費適正化効果の経年分析の結果を報告した。分析はレセプト情報・特定健診等情報データベース(NDB:ナショナルデータベ・・・
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2016年04月08日(金)
[がん対策] 次期基本計画策定に向け報告書を公表 緩和ケア検討会
- 厚生労働省は4月8日、「緩和ケア推進検討会報告書」(p2~p14参照)を公表した。がん対策は、2017年6月の次期基本計画の閣議決定に向け、重点課題の「健診」、「医療提供体制」、「緩和ケア」を検討会で議論している。報告書は、「実施すべき取り組み」として、(1)新指標に基づく拠点病院における緩和ケアの提供、(2)緩和ケア研修会、(3)普及啓発・教育、(4)がん疼痛評価の指標、(5)地域における緩和ケア提供体制―の・・・
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