よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


ヒアリング資料2 一般社団法人 全国地域で暮らそうネットワーク (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34228.html
出典情報 障害福祉サービス等報酬改定検討チーム(第30回 7/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

令和6年度障害福祉サービス等報酬改定に関する意見等(詳細版)
(視点4) 業務の負担軽減・効率化に向けた課題及び対処方策(ICT活用など)
障害福祉計画では障害者の地域移行が課題にあがっている。精神障害者や発達障害者
の中には、支援があれば、グループホームではなく、一人暮らしの方が安定して生活できる
人もいる。ICTの活用により、一人暮らしの利用者については、訪問時の対面で得られる情
報以外のことが把握でき、生活上の悩みや課題に早く気づくことができる。
しかし、ICTを使用できるための環境が不十分であったり、職員の中には抵抗感があり、進
まないことが課題となっている。
対応策
4-1 ICTを活用できるための環境整備への補助や職員への研修等により、ICTを使用した
利用者への支援が実施できる人材を増やしていく機会が必要である。
4-2 特に、自立生活援助、地域定着支援、共同生活援助において、ICTを活用した支援を
評価してはどうか。
4-3 ICTを活用することで、業務の効率化につながるだけでなく、利用者に適した対応が可
能になるため、その効果の検証がさらに必要である。
引用文献 辻井正次:厚生労働省科学研究費補助金 障害者の地域生活におけるICT を活用した障害
福祉サービス等の業務の効率化と効果の検証 総括研究書、2022
現場の工夫 利用者:ICTでセルフチェックをし、その結果を見て客観的に自分の生活を振り返ること
ができる。また生活スキルや健康に関すること等、自分で気づけていないところがわかり、ICTが示す結
果に基づき職員が説明することで利用者自身が自覚できるようになった。
職員:利用者からは運動や睡眠、服薬等について「問題ない」と返答していても、ICTの結果とは異な
ることに気づくことができ、適切なアドバイスなどができる。
20