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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案(暫定版) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34935.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第14回 8/30)《厚生労働省》
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確立においては、質の高い臨床試験が数多く実施され、アンメットメディカル
ニーズに応じた新たな標準治療が創出されてきた。
一方、AI・量子センサー等の新規技術の進展は更なる加速を見せており、こ
うした技術革新も踏まえ、個別化医療を更に推進する診断技術の開発が求めら
れている。新規薬剤・治療法の開発においては、海外で新規モダリティに基づ
く薬剤開発が加速していることや、いわゆるドラッグラグ・ドラッグロス4が顕
在化していること等の課題があり、それらを解消する新規薬剤・治療法開発に
関する研究の推進が求められている。また、がん医療の進展に伴い、多様な治
療選択肢が生まれたことや、がん患者・経験者が長期生存することで、患者の
ニーズは多様化している。こうした現状を踏まえ、新規治療の開発と並行して、
治療最適化の観点や、支持療法及び緩和ケアにおける幅広いアンメットメディ
カルニーズに応じた標準治療の確立に関する研究の推進が求められる。
(2-1)個別化医療を更に推進する診断技術の開発
(具体的研究事項)
 前がん病変を含むがんのより早期かつ高精度の検出を目的とした新規診
断技術の開発に関する研究
 リキッドバイオプシー等の簡便かつ低侵襲な手法による術後再発リスク
や再発の超早期診断、治療効果・耐性予測等の正確なモニタリングを目的







とした新規医療技術開発に資する研究
がん薬物療法の治療効果や有害事象を予測するバイオマーカーの探索及
び診断技術の開発に関する研究
診断精度の向上に資する画像診断・イメージング技術に関する研究
量子センサー等の量子技術を活用した新規診断技術の開発に資する研究
多層的なデータを活用した個別化医療に資するがんの診断技術の開発に
関する研究
新規診断技術における検体採取の標準化に関する研究
個別化医療の推進に資する AI 等の新たな科学技術を活用した診断技術の
開発及びその妥当性を検証する臨床研究

(2-2)新規薬剤・治療法の開発

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ドラッグラグとは、欧米では承認されているが日本では承認されていない医薬品が発生
している事象のことをいい、このうち、特に日本での開発に着手されていない事象をド
ラッグロスという。
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