よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案(暫定版) (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34935.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第14回 8/30)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

Ⅴ おわりに
新たに策定される「がん研究戦略」は、各研究において得られた成果を臨床現
場まで届けるには一定の期間が必要とされることや、基本計画との関係等も踏
まえつつ、概ね 10 年程度を想定して進められることが望ましい。また、がん研
究の進捗状況や、国内外のがん研究の推進状況の全体像、がん患者をはじめとす
る国民のニーズ等を正確に把握した上で、
「基本計画」の見直しも踏まえ、
「がん
研究戦略」の中間評価と見直しを行うことが必要である。
がん研究全体として、長期的視点を持って研究成果を産み出すためには、産官
学が連携し、戦略的に基礎研究と臨床研究、政策研究のそれぞれを一体的に推進
する必要がある。そのためには、各省が共通の目標に向かって連携を図りながら
研究を進める必要がある。
加えて、各研究事項等において目標設定を常に明確に行うとともに、その成果
をがん患者を含む国民の視点を含めて客観的に評価し、その評価結果を適切に
次の課題設定に還元することにより PDCA サイクルを構築し、限られた研究資源
を有効活用して最大限の効果を産み出す等、患者・社会と協働することが求めら
れる。
今後、基本計画で掲げられた全体目標の達成へ向け、省庁連携のみならず産官
学連携を確保した上で、必要な研究資源が確保され、総合的かつ計画的に推進さ
れることが求められる。

26