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資料1_「今後のがん研究のあり方について」報告書案(暫定版) (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34935.html
出典情報 今後のがん研究のあり方に関する有識者会議(第14回 8/30)《厚生労働省》
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Ⅱ 今後のがん対策の方向性
第4期基本計画では、
・ 第3期基本計画の目標であった「がんの克服」を引き続きの目標とした上
で、がん患者を含めた全ての国民ががんに関する正しい知識を持ち、避けら
れるがんを防ぐこと
・ 誰もが、いつでもどこに居ても、様々ながんの病態に応じた、安心かつ納
得できるがん医療や支援を受け、尊厳を持って暮らしていくことができるが
ん対策を推進すること
・ こうしたがん対策を全ての国民とともに進めていくこと
が重要であるという考えの下、
「誰一人取り残さないがん対策を推進し、全ての
国民とがんの克服を目指す。」が全体目標として掲げられている。また、全体目
標の下に、
「がん予防」、
「がん医療」及び「がんとの共生」の分野別目標を定め
られており、これらの3本の柱に沿った総合的ながん対策を推進することとさ
れている。
○ がん予防に関する目標
 がんを予防する方法を普及啓発するとともに、地方公共団体、関係学会等
の連携による取組を推進し、科学的根拠を積極的に収集・分析した上で、



その結果に基づいた施策を実施することにより、がんの罹患率を減少さ
せること
全ての国民が受診しやすい検診体制を構築し、がんの早期発見・早期治療
を促すことで、効率的かつ持続可能ながん対策を進め、がん死亡率の減少
を実現すること

○ がん医療に関する目標
 がんゲノム医療をはじめとした高度ながん医療の提供を推進するととも
に、患者本位のがん医療を展開することで、がん医療の質を向上させるこ





それぞれのがんの特性に応じたがん医療の均てん化・集約化を進め、効率
的かつ持続可能ながん医療を提供することで、がん生存率を向上させ、が
ん死亡率を減少させること
支持療法や緩和ケアが適切に提供される体制を整備することで、全ての
がん患者及びその家族等の療養生活の質を向上させること

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