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資料2-1 重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧(案) (12 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00006.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第15回 9/20)《厚生労働省》
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3. 副作用の判別基準(判別方法)
臨床現場で遭遇した症状が、薬剤の副作用で発症したかを判別するためのス
テップを示す。
▲Step1 高血圧緊急症の鑑別診断
高血圧緊急症が疑われた場合は、速やかに詳細な病歴聴取と理学診断ならび
に血液や尿などの検体検査と各種の画像診断を合わせて行う(表 1)。
(表 1) 高血圧緊急症を疑った際のチェック項目
病歴・症状
高血圧の診断歴・治療歴
使用中の薬剤、サプリメントなどの把握
身体所見
血圧:繰り返し測定

左右差はないか

脈拍・呼吸・体温・酸素飽和度
体液量の評価:頻脈、脱水、浮腫、立位血圧測定など
中枢神経系:意識障害、けいれん、片麻痺など
眼底:線状-火炎状出血、軟性白斑、網膜浮腫、乳頭浮腫など
胸部:心拡大、心雑音、iii 音、iv 音と、肺や湿性ラ音など
腹部:肝腫大、血管雑音、(拍動性)腫瘤など
四肢:浮腫、動脈拍動など
緊急検査
尿、末梢血(スメアを含む)
血液生化学(尿素窒素、クレアチニン、電解質、糖、LDH、CK など)
心電図、胸部 X 線(2 方向)、必要に応じ動脈血ガス分析、
必要に応じ心エコー図・腹部エコー図、頭部 CT や MRI・MRA、胸部
CT、
腹部 CT、骨盤 CT(必要に応じ造影)
、必要に応じ、血漿活性レニン
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