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資料2-1 重篤副作用疾患別対応マニュアル 重症高血圧(案) (20 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000209243_00006.html
出典情報 重篤副作用総合対策検討会(第15回 9/20)《厚生労働省》
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経過および治療:
血圧が高値であったことから、当科初診時からカルシウム拮抗薬であるアム
ロジピン 5 mg/日の投与を開始した。4 月 2 日臨床経過および各種検査結果か
ら、レンバチニブによる薬剤性高血圧と診断した。原疾患の治療を優先しレン
バチニブの投与を継続する方針とした。尿蛋白を認めること、および同薬は蛋
白尿を増悪させやすいことが知られていることから、ARB であるアジルサルタ
ン 20 mg/日を追加し、その後注意深く両薬剤を増量した。5 月 28 日にはアム
ロジピン 10 mg/日、アジルサルタン 40 mg/日の投与下で、家庭血圧 130150/70-90 mmHg であった。トリクロルメチアジド 1 mg/日を追加したところ、
その後血圧は 120-130/60-80 mmHg 程度、尿蛋白は 100-200 mg/gCre 程度を推
移するようになった。

7. 引用文献・参考資料
・高血圧治療ガイドライン 2019
・内分泌代謝・糖尿病内科領域専門医研修ガイドブック」第 2 章

患エマージェンシー「高血圧緊急症・高血圧クリーゼ」2023
・褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン 2018

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内分泌代謝疾