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参考資料3_「全ゲノム解析等実行計画2022」 (53 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_35569.html
出典情報 厚生科学審議会 科学技術部会全ゲノム解析等の推進に関する専門委員会(第17回 10/3)《厚生労働省》
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・企業やアカデミアが独自の技術やアイデア、データソースによりレ
ポート作成を行うことができるよう、API の活用を通して参入障壁を
下げるように努めること。
・解析・データセンターは種々の解析リソース・環境の整備により、
各々の医療機関が自身の責任をもってレポートを作成・返却できる
環境を整えること。
(3)人材育成


解析・データセンターに係る人材育成
解析・データセンターの運用、稼働維持、改善のために必要な業務は、
ゲノム解析基盤構築、臨床情報の収集体制の構築、患者レポートの作成業
務、ネットワーク・セキュリティの整備、データ利活用のための情報基盤
整備等、多岐に渡る。そのため、生命情報学、医療情報、情報セキュリテ
ィ、臨床遺伝学、ハイパフォーマンスコンピューティング、クラウドコン
ピューティング等、多様な専門性が解析・データセンターに係る人材に求
められる。解析・データセンターに係る人材育成及び人材の確保について
は、以下の点に留意すること。
・解析・データセンターの運用、稼働維持のためには、その任務を担う
能力を有する若い研究者の育成が必要不可欠である一方で、こうした
人材はわが国においては著しく不足していると考えられている。その
ため、大学院と連携し、解析・データセンターにおいて、データ解析
や情報基盤の構築、データ管理等を研究することで学位が取得できる
ような仕組みを検討すること。
・リアルワールドデータを活用した人材育成を検討すること。その際に
もセキュリティやアクセスログを管理することが必要である。
・全ゲノムシークエンスデータの解析・解釈はいまだ発展途上である。
さらに、ロングリードシークエンス、一細胞シークエンスをはじめと
する計測技術、クラウド、各種ウェブ技術、セキュリティ、人工知能
等、関連する諸分野における革新が続いている。持続的に競争力のあ
るデータ解析・基盤整備体制を保つために、解析・データセンターに
おいて最先端の研究を行う機能を持たせること。
・解析・データセンターにおいて勤務・研究することが企業にとっても
有益となる仕組みを検討し、企業から業務委託ではない人材を集める
こと。その際、企業秘密の維持や中立性に留意が必要である。

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