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総ー2○入院(その4)について (88 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00225.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第566回 11/22)《厚生労働省》 |
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課題②
(療養病棟入院基本料の中心静脈栄養について)
• 令和4年度改定において、中心静脈栄養を実施している状態にある患者について、患者の摂食機能又は嚥下機能の回
復に必要な体制を有していない場合の評価を見直したが、内視鏡嚥下機能検査あるいは嚥下造影検査の実施が1件で
もある施設のほうが、全く実施のない施設より、中心静脈栄養を実施した患者が経口摂取等へ移行する割合が高い傾
向があった。
• 消化管が機能している場合は、中心静脈栄養ではなく、経腸栄養を選択することが基本であるとされている。また、療養
病棟における経腸栄養は、中心静脈栄養と比較し、生命予後が良好で、抗菌薬の使用が少ない。
• 入院後から中心静脈栄養を実施開始した患者数が40床あたり10名以上いるものの、中心静脈栄養を中止・終了した患
者数が4名未満の施設が2.4%であった。
• 中心静脈栄養の開始からの日数が長期になるほど、カテーテル関連血流感染症発症の履歴のある患者割合は高くなり、
151日以上では31.2%となる。
• 療養病棟において中心静脈栄養が実施されている患者割合の平成30年と令和4年の分布を比較すると、中心静脈栄養
を実施されている患者割合が10%未満の施設割合は減少しており、また、患者割合が50%以上の施設の割合は増えて
いた。
• 連続して中心静脈栄養を実施した日数平均が30日未満である施設の割合は平成30年と比較し令和4年には減っていた。
療養病棟における入院期間に占める高カロリー輸液を投与した日数の割合の平均をみると、平成30年は60%以上80%
未満の医療機関が最多であったが、令和4年は80%以上が最多であった。
• 療養病棟における患者が受ける医療行為・処置等毎の身体的拘束の実施割合は、中心静脈栄養で31.4%、経鼻経管栄
養で36.6%、胃ろう・腸ろうによる栄養管理では20.1%であった。
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(療養病棟入院基本料の中心静脈栄養について)
• 令和4年度改定において、中心静脈栄養を実施している状態にある患者について、患者の摂食機能又は嚥下機能の回
復に必要な体制を有していない場合の評価を見直したが、内視鏡嚥下機能検査あるいは嚥下造影検査の実施が1件で
もある施設のほうが、全く実施のない施設より、中心静脈栄養を実施した患者が経口摂取等へ移行する割合が高い傾
向があった。
• 消化管が機能している場合は、中心静脈栄養ではなく、経腸栄養を選択することが基本であるとされている。また、療養
病棟における経腸栄養は、中心静脈栄養と比較し、生命予後が良好で、抗菌薬の使用が少ない。
• 入院後から中心静脈栄養を実施開始した患者数が40床あたり10名以上いるものの、中心静脈栄養を中止・終了した患
者数が4名未満の施設が2.4%であった。
• 中心静脈栄養の開始からの日数が長期になるほど、カテーテル関連血流感染症発症の履歴のある患者割合は高くなり、
151日以上では31.2%となる。
• 療養病棟において中心静脈栄養が実施されている患者割合の平成30年と令和4年の分布を比較すると、中心静脈栄養
を実施されている患者割合が10%未満の施設割合は減少しており、また、患者割合が50%以上の施設の割合は増えて
いた。
• 連続して中心静脈栄養を実施した日数平均が30日未満である施設の割合は平成30年と比較し令和4年には減っていた。
療養病棟における入院期間に占める高カロリー輸液を投与した日数の割合の平均をみると、平成30年は60%以上80%
未満の医療機関が最多であったが、令和4年は80%以上が最多であった。
• 療養病棟における患者が受ける医療行為・処置等毎の身体的拘束の実施割合は、中心静脈栄養で31.4%、経鼻経管栄
養で36.6%、胃ろう・腸ろうによる栄養管理では20.1%であった。
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