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【資料1】認知症への対応力強化 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36519.html
出典情報 社会保障審議会 介護給付費分科会(第232回 11/27)《厚生労働省》
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論点② 認知症専門ケア加算の見直し(訪問系サービス)
論点
◼ 令和3年度介護報酬改定において、在宅の中重度者も含めた認知症対応力を向上させていく観点から、訪問介護
等の訪問系サービスにおいて認知症専門ケア加算が設けられたところ。
◼ 当該改定においては、当時の他の施設系等サービスの算定要件と同様に、認知症高齢者の日常生活自立度Ⅲ以上
の者の割合が1/2以上(利用者の受け入れに関する要件)等を満たすこととしたところであるが、訪問介護に
おいては、当該条件に該当する事業所は少数であり、必ずしも各サービスの利用実態と合致していない状況。
◼ また、認知症専門ケア加算の算定が困難な理由として、「利用者の受け入れに関する要件を満たすことが困難」
が最たる理由として挙がっている。
◼ 他方、算定実績のない事業所においても、認知症ケアに関する専門的研修修了者を配置し、事業所内での研修の
実施等、認知症対応力の向上に向けた取組を行っている状況。
◼ 訪問介護等利用者の認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の者の割合は増加傾向にあり、今後も増加が見込まれ
る認知症の人に対して、認知症対応力を向上させていくことが必要。
◼ こうした状況を踏まえ、訪問介護等における認知症対応力を更に向上させる観点から、どのような対応が考えら
れるか。

対応案
◼ 認知症専門ケア加算について、訪問介護等における認知症高齢者の重症化の緩和を図ることや日常生活自立度Ⅱ
の者に対しても、適切に認知症の専門的ケアを行っている事業所を評価する観点から、利用者の受入割合に関す
る要件を利用実態に即して見直すこととしてはどうか。
※ 対象サービス:訪問介護、訪問入浴介護、夜間対応型訪問介護、定期巡回・随時対応型訪問介護看護
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