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【参考資料1-2】医療部会(11月29日)各委員の発言要旨 (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36794.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第172回 12/9)《厚生労働省》
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(現下の雇用情勢を踏まえた人材確保・働き方改革等の推進)


医療機関というのは、地域の安全を守る社会的共通資本であり、この領域から人がい
なくなっていくというのは、本当に恐ろしいことだと思う。地域の安全を守るという基
盤が揺らいでしまうということで、人材確保のためにも、処遇改善というのは非常に重
要な点だと思う。先進国において医療費が下がるということはなく、医療技術が上がっ
ていくと同時に医療費も上がっていくものだと思うので、処遇改善、医療従事者がこの
分野から離れずに地域を守っていく、この体制をしっかり堅持するためにも、引き続き
取り組んでいただきたい。



人手不足にある医療業界では、さらに今、人材の流出が起こっている。こういった形
で、もし医療従事者のみの対応が十分改善されなければ、この人材流出に拍車がかかる
と思っている。令和6年度の診療報酬改定に当たっては、医療従事者の賃金をしっかり
と、しかも確実に、持続性を持って確保するということを強く要望したい。



視点1に、人材確保と働き方改革等の推進というものを入れていただいたことは、よ
かったと賛同させていただきたい。医療機関の運営が、持続可能な、そういう賃上げが
できる環境整備をしていただきたいと思う。高齢化の伸びにとどめられてきた従来の改
定に加えて、この賃上げ分というものは、別に分けた形で、財源を確保していただいて
診療報酬改定に臨んでいただきたい。



視点1を重点課題として踏み込んで取り上げていることには賛成だが、「現下の」と
いう枕詞について、これが現時点だけの問題と誤解されないことも非常に重要。中長期
的な視点において、人材確保が医療提供に不可欠であることが示せるタイトルになるよ
う工夫すると、なおよいと思う。



人材確保のためには、働きに見合った処遇改善が欠かせない。患者本位で質の高い医
療の確保とともに、人材の面でも持続可能な医療提供体制が構築できるよう、看護職員
をはじめ医療従事者全体の賃金、労働環境の改善につながる報酬改定としていくことが
必要である。



処遇改善については、医療機関の収入である医療費が増加する中で、医療関係者全体
の賃金マネジメントによって対応すべき。来年度から医師の時間外労働規制が始まって、
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