よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【参考資料1-2】医療部会(11月29日)各委員の発言要旨 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36794.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第172回 12/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。



働き方改革で、今、非常に問題になっているのは、大学病院の医師の給与が非常に安
いこと。診療報酬改定でも、大学病院に勤務する医師に、きちんと大学病院の勤務の給
料で生活できる給料を支給することを特に考えていただきたい。



働き方改革としては、医療従事者の負担軽減や勤務間インターバル制度の導入などに
資する体制整備に加えて、一人一人が専門性を十分に発揮できるよう、業務負担の軽減
と効率化に資する ICT など医療 DX の活用促進も重要である。



働き方改革の推進が、コストアップ要因になるかどうかということについては、よく
考えるべき。生産性の向上、効率化を図るのが本来の姿のわけで、当然に働き方改革が
コストアップ要因になるという認識があるのだとすると、それはちょっと違うと思う。
その上で、地域医療体制加算をしたにもかかわらず、実際には、その加算を算定してい
る医療機関においては、むしろ時間外労働時間が長くなってしまっていたという結果等
もある中で、その方法については、十分よく吟味をしていただきたい。

(ポスト 2025 を見据えた地域包括ケアシステムの深化・推進や医療 DX を含めた医療機
能の分化・強化、連携の推進)


視点2にある医療 DX により、働き方の改革だけではなく、やはり働き手が将来減っ
ても、人間ではなくてもニーズに応えられるように、今から着実に準備していくという
ことも、将来における医療提供体制の確保に向けて大変重要である。



中山間地域や離島などの医療資源が少ない地域が多い町村において、オンライン診療
をはじめとする遠隔医療が非常に重要視されている。オンライン診療を行うに当たって
は、診療環境の整備のみならず、医師と患者の間をサポートする介添者のような方が必
要不可欠である。オンライン診療を更に実効性のあるものにするために、オンライン診
療を必要としている地域住民に寄り添ったサポート等の支援体制の構築をぜひお願いし
たい。



医療 DX の実現において、マイナ保険証の活用・維持は、その基盤となる重要なもの
である。患者のマイナ保険証の利用を起点とした医療情報連携基盤の活用は、多職種連
携の強化・充実へとつながる医療の質の向上に不可欠である。そのためにも、薬局や医
療機関におけるコスト負担は避けて通ることができない課題でもあるので、負担の在り
15