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【参考資料1-2】医療部会(11月29日)各委員の発言要旨 (2 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36794.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第172回 12/9)《厚生労働省》
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済対策を踏まえつつとあり、診療報酬のみならず、政府全体で取り組んでいるので、ぜ
ひバランスを取りながら進めていただきたい。医療従事者の処遇改善も非常に重要な課
題であるが、特に診療所における配分の問題というような指摘もあった。これは公費の
扱いなので、ぜひデータに基づいて透明な議論、経営状況の見える化等を進めていただ
き、そういう中で検討していただきたい。

<改定の基本的視点と具体的方向性>
(全体について)


基本的視点と具体的な方向性の冒頭部分において、様々な要素を総合的に捉えて、効
果的・効率的で質の高い医療サービスの実現を目指すといった考え方が示されていると
いうことも適切な整理だと受け止めている。



4つある基本的な視点のうち、人材確保・働き方改革の推進のみを重点課題とするこ
とについては、違和感がある。看護補助者をはじめとした処遇改善や勤務医の労働時間
の短縮が今回の重要な課題であるということは理解するが、人材確保や働き方改革は医
療機関のマネジメントで対応すべき要素が大きいと考える。医療経済実態調査の結果を
みると、医療機関全体で資本が増加している。また、病院と診療所で経営状況に格差が
ある。さらに、これまで本体のプラス改定が続いて、保険財政も国民負担も大変に厳し
い状況にあることを踏まえると、従来にない大胆な配分の見直しなど、真に有効でメリ
ハリの利いた診療報酬改定が不可欠である。効率化・適正化の視点で、医療保険制度の
安定性・持続性についても重点課題と位置づけることを改めて主張したい。



医療経済実態調査で病院の方はかなり経営状況も厳しいという結果が出ている。診療
所の方は経営状況が悪くないという結果が出ているが、これは基本的にはコロナ対応を
各医療機関がしっかりして、その結果として出てきたものである。次年度、4月以降は
このコロナ特例等もなくなるという見通しもあるので、その部分がないと仮定すると、
決して状況はそれほどいいという形にはなっていない。他の職種、他の企業等のように
賃上げをするために、価格に転嫁できるということが医療の場合は公定価格でできない
ため、そういう意味においては、1番目の視点の「現下の雇用情勢も踏まえた人材の確
保」は極めて重要な課題になると思っている。実際に医療現場においては、人を募集し
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