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先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業の事後評価結果(案) (16 ページ)

公開元URL https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html
出典情報 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》
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広い専門分野の研究者を集め、創薬研究を効率的に推進する体制を作ることにより、企業
導出が増え、実用化の可能性が高まったと言える。
以上より、支援班によるマイルストーン管理や知財戦略及び導出戦略の策定支援や事業
内外連携が実施されており、本事業の「効率性」は高かったと評価できる。
(2)科学技術・イノベーション基本計画等の上位施策への貢献状況
第6期「科学技術・イノベーション基本計画」
(令和3年3月閣議決定)では、
「医療分野
の基礎から実用化まで一貫した研究開発を一体的に推進する」とされており、また、
「健康・
医療戦略」
(令和2年3月閣議決定)で「新たなモダリティの創出から各モダリティのデザ
イン、最適化、活性評価、有効性・安全性評価手法、製造技術等の研究開発まで、モダリテ
ィに関する基盤的な研究開発を行う。」とされた目標の達成に大きく貢献した。
(3)中間評価結果時の指摘事項とその対応状況
<指摘事項>
AMED の医薬品開発プロジェクト全体の成果創出への貢献の観点から、PS/PO、研究開発
課題実施者、事務局の各関係者が連携を引き続き意識することが重要である。
産学連携や AMED 事業内外の連携については、オープンイノベーションなど産学連携等の
促進に係る既存事業との連携を含め、効率的な実施に留意すべきである。
<対応状況>
引き続き、PS/PO/支援班と AMED 担当者間の会議を毎月開催した。また、支援班は各研究開
発課題の研究代表者等と定期的かつ頻回に面談することにより、研究の進捗状況や課題点
などを把握し、AMED 及び PS/PO との共有・連携を行った。
AMED で支援中の研究開発課題に対して、製薬企業の視点から実用化に向けた助言を提供す
るアカデミア医薬品シーズ開発推進会議(AMED-FLuX)に、複数の研究開発課題を諮り、研
究開発を加速させた。さらに、令和4年度及び5年度において、調整費を用いて創薬基盤
推進研究事業または橋渡し研究プログラム等の課題(9課題)との連携を通じ、研究を推
進した。
(4)総合評価
①総合評価
「(1)課題の達成状況 ②研究開発課題の進捗」に記載のとおり、採択した大型・複合
型研究開発課題、及び個別要素課題に関する研究開発課題の半数以上である 13 課題につい
て、研究成果の社会実装に繋がる企業導出を達成した。また、上述のとおり必要性、有効
性、効率性は高いと評価できることから、本事業全体の総合評価は、優れていると評価で
きる。
②評価概要
本事業は、抗体医薬に代表されるバイオ医薬品の開発品目が世界的に増加傾向であり、
日本における、医薬品の新たなモダリティの創出のための基盤的な研究開発への貢献が求

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