よむ、つかう、まなぶ。
先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業の事後評価結果(案) (9 ページ)
出典
公開元URL | https://www.lifescience.mext.go.jp/2024/02/112060221.html |
出典情報 | 科学技術・学術審議会 研究計画・評価分科会 ライフサイエンス委員会 (第112回 2/16)《文部科学省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
3.評価結果
(1)課題の達成状況
① 事業の概要
先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業(以下「本事業」という。)では、遺伝子治療、核
酸医薬、ゲノム創薬など、モダリティや要素技術が多様化する中、我が国がその変化に適
切に対応しつつ国際的な競争力を確保するとともに、アカデミア創薬に関する技術的な基
盤を更に強化する観点から、以下のとおり取り組んだ。
本事業では以下の技術領域を対象とした。令和3年度からは、COVID-19 パンデミックを
起因として「(iv)ワクチンの基盤技術開発」の研究開発課題を新たに2課題採択した。
(i) 遺伝子導入技術等を利用した治療法の基盤技術(遺伝子治療、免疫細胞療法等)
(ii) 遺伝子発現制御技術を利用した治療法の基盤技術(核酸医薬、ゲノム編集等)
(iii) バイオ医薬品の高機能化に資する基盤技術(抗体、糖鎖修飾タンパク質、中分子等)
(iv) ワクチンの基盤技術開発〔令和3年度より開始〕
(v) (i)~(iv)に代表されるバイオ創薬研究や治療法開発等の周辺基盤技術
また、要素技術間の連携強化のため、将来的な創薬技術や医薬品としての実用化の可能
性及び付加価値を高める観点から、最終的な医薬品等のイメージや当該技術の次なる展開
の方向性を見据えつつ、戦略的に各要素技術等を組み合わせて、それらの最適化を図って
いくことも重要である。このため本事業では、基盤技術に関する個々の研究開発課題【個
別要素技術に関する研究開発課題】に加え、各要素技術を連携させた最適化に取り組む研
究【大型・複合型研究開発課題】を推進した。
事業運営は、マイルストーン管理や知財戦略への対応などに取り組んだ。PS/PO に加え、
医薬品開発等の全体を俯瞰しつつ、要素技術間の連携や最適化に向けた助言・支援を行う
機能【支援班】の設置により、ヘッドクォーター機能を強化し、アカデミア発の技術やシー
ズ等の企業導出の一層の促進に繋げた。
② 研究開発課題の進捗
最終年度において全26課題の研究開発課題を実施している(表1)。
・大型・複合型研究開発課題:5課題
・個別要素技術に関する研究開発課題:18課題
・個別要素技術に関する研究開発課題(ワクチンの基盤技術開発):2課題〔令和3年度
開始〕
・支援班:1課題
本事業の KPI として設定した企業導出数の目標値は、事業最終年度である令和5年度ま
でに研究開発課題 13 課題以上の達成である(目標設定根拠:大型・複合型研究開発課題の
うち 60%、個別要素課題に関する研究開発課題のうち 50%)。
令和5年 12 月現在の企業導出の実績は、13 課題(58 件)であり(表1)、本事業の KPI
の目標値が達成された。
8
(1)課題の達成状況
① 事業の概要
先端的バイオ創薬等基盤技術開発事業(以下「本事業」という。)では、遺伝子治療、核
酸医薬、ゲノム創薬など、モダリティや要素技術が多様化する中、我が国がその変化に適
切に対応しつつ国際的な競争力を確保するとともに、アカデミア創薬に関する技術的な基
盤を更に強化する観点から、以下のとおり取り組んだ。
本事業では以下の技術領域を対象とした。令和3年度からは、COVID-19 パンデミックを
起因として「(iv)ワクチンの基盤技術開発」の研究開発課題を新たに2課題採択した。
(i) 遺伝子導入技術等を利用した治療法の基盤技術(遺伝子治療、免疫細胞療法等)
(ii) 遺伝子発現制御技術を利用した治療法の基盤技術(核酸医薬、ゲノム編集等)
(iii) バイオ医薬品の高機能化に資する基盤技術(抗体、糖鎖修飾タンパク質、中分子等)
(iv) ワクチンの基盤技術開発〔令和3年度より開始〕
(v) (i)~(iv)に代表されるバイオ創薬研究や治療法開発等の周辺基盤技術
また、要素技術間の連携強化のため、将来的な創薬技術や医薬品としての実用化の可能
性及び付加価値を高める観点から、最終的な医薬品等のイメージや当該技術の次なる展開
の方向性を見据えつつ、戦略的に各要素技術等を組み合わせて、それらの最適化を図って
いくことも重要である。このため本事業では、基盤技術に関する個々の研究開発課題【個
別要素技術に関する研究開発課題】に加え、各要素技術を連携させた最適化に取り組む研
究【大型・複合型研究開発課題】を推進した。
事業運営は、マイルストーン管理や知財戦略への対応などに取り組んだ。PS/PO に加え、
医薬品開発等の全体を俯瞰しつつ、要素技術間の連携や最適化に向けた助言・支援を行う
機能【支援班】の設置により、ヘッドクォーター機能を強化し、アカデミア発の技術やシー
ズ等の企業導出の一層の促進に繋げた。
② 研究開発課題の進捗
最終年度において全26課題の研究開発課題を実施している(表1)。
・大型・複合型研究開発課題:5課題
・個別要素技術に関する研究開発課題:18課題
・個別要素技術に関する研究開発課題(ワクチンの基盤技術開発):2課題〔令和3年度
開始〕
・支援班:1課題
本事業の KPI として設定した企業導出数の目標値は、事業最終年度である令和5年度ま
でに研究開発課題 13 課題以上の達成である(目標設定根拠:大型・複合型研究開発課題の
うち 60%、個別要素課題に関する研究開発課題のうち 50%)。
令和5年 12 月現在の企業導出の実績は、13 課題(58 件)であり(表1)、本事業の KPI
の目標値が達成された。
8