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資料1-2 精製ヒアルロン酸ナトリウムのリスク 区分について[5.0MB] (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_39892.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第2回 4/30)《厚生労働省》
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例(5.28%)であった。それ以外68例の内訳は、眼の諸症状48例(3.73%)、過去に医療機関で処方さ
れていた点眼薬の代用10例(0.78%、上記シェーグレン症候群1例を含む)、眼病予防4例(0.31%)、
医師・薬剤師の勧め2例(0.16%)、興味2例(0.16%)、コンタクトレンズ脱着後の目のケア1例
(0.08%)、用法の記載1例(0.08%)が含まれていた。これら68例のうち3例4件(2.63%)の副作用
がみられ、内訳は「眼そう痒症」、「眼瞼そう痒症」、「眼精疲労」及び「頭部不快感」各1件であ
った。
「用法・用量」のうち1日の使用回数について、使用状況が確認できた1,288例のうち、6回までの
症例は1,272例(98.8%)、7回以上の症例は16例(1.2%)であった。7回以上の症例において、副作用
がみられた症例はなかった。
「用法・用量」のうち投与日数について、15日未満の症例は929例(72.1%)、15日以上の症例は
359例(27.9%)であった。それぞれの副作用は、13例20件(1.40%)、8例12件(2.23%)であった。
15日以上使用した症例のうち、「医師または薬剤師に相談した」と回答した症例は114例(31.8%)、
「相談していない」と回答した症例は243例(67.7%)であった。なお、不明が2例であった。相談し
た114例のうち、3例4件(2.63%)の副作用がみられ、その内訳は「眼そう痒症」2件、「眼脂」、
「眼瞼そう痒症」各1件であった。相談していない243例のうち、3例5件(1.23%)の副作用がみら
れ、内訳は「眼そう痒症」、「霧視」、「眼刺激」、「眼脂」、「眼の異物感」が各1件であった。
②追加調査
ヒアレインSの購入時に薬剤師から説明や確認があった症例は 361 例(99.5 %)、説明や確認がな
かった症例は 2 例(0.6 %)であった。説明や確認があった 361 例の確認方法の内訳としては、「資
料を用いた説明や確認であった」と回答した症例は 301 例(83.6 %)、「資料は用いず口頭のみの説
明や確認であった」と回答した症例は 59 例(16.4%)、不明が1例であった。
「してはいけないこと」に該当する症例はなかった。
「効能・効果」については、目の乾き 296 例(81.5 %)、目の異物感(コロコロ・チクチクする感
じ)69 例(19.0 %)、目の疲れ 156 例(43.0 %)、目のかすみ 77 例(21.2 %)、ソフトコンタクト
レンズまたはハードコンタクトレンズを装着しているときの不快感 48 例(13.2 %)であった。その
他の目的は 7 例(1.9 %)で、その内訳は、「眼充血」、「流涙」、「眼痛・以前眼科でヒアレイン
をもらった(疾患不明)」、「医師の処方本数では足りないため医師に勧められて購入(疾患及び処
方薬剤不明)」、「レーシック後の目の疲れおよび眼の乾き」、「目の表面に傷があるため医師に勧
められて使用」、不明、との報告が各1例であった。その他の目的で使用した7症例のうち、「眼充
血」、「眼痛・以前眼科でヒアレインをもらった」、の2例は使用前に医師または薬剤師に相談して
おらず、5例は使用前に相談していた。
「用法・用量」のうち1日の使用回数について、6 回までの症例は 362 例(99.7 %)、7回以上の症
例は 1 例(0.28 %)であった。7回以上の症例で副作用は認められなかった。
「用法・用量」のうち投与日数について、15日未満の症例は 275 例(75.8 %)、15日以上の症例は
88 例(24.2 %)であった。投与日数として、15日以上使用した症例88例のうち、使用日数は、15~21
日が 45 例、22~30日が 13 例、31~60日が 2 例、61日以上が 8 例、不明が 20 例で、最大使用日数は2年
以上であった。15日以上の症例での副作用は認められなかった。15日以上使用した症例のうち、医師
または薬剤師に相談したと回答した症例は 68 例(78.2 %)、相談していないと回答した症例は 19 例
(21.8 %)、不明が 1 例であった。相談していない19例において、相談する必要があることを知って

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