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(参考資料)社会保障 (26 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20220411.html
出典情報 財政制度等審議会 財政制度分科会(4/13)《財務省》
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生活保護受給者の国保等への加入②
○ 生活保護受給者に対する医療扶助費を疾病分類別にみると、 「精神・行動の障害」によるものが入院の約26%を占め、入院・入院外の合計でも約
19%を占めており、医療保険と比較して顕著な違いが見られる。
○ 精神病床入院中の生活保護受給者数の都道府県間の地域差は約7倍であり、地域差を説明する要因として、精神疾患の受診者数や独居率などより
も、人口当たりの精神病床数が最も強く関係し、精神病床数が多いほど入院中の生活保護受給者が多いという調査結果がある。
○ 入院期間別にみると、1年以上の長期入院が7割近くと、精神病床の平均在院日数(265.8日)をはるかに上回る実態があり、1年以上5年未満の長
期入院患者数の都道府県間の地域差は約8倍の差があった。
○ こうした生活保護受給者の長期入院の実態は、その適正化には医療提供体制面からの取組が不可欠であることを示している。
○ 生活保護受給者の国保等への加入は、医療扶助費を含む都道府県医療費適正化計画の策定主体であり、地域における医療提供体制の整備に責任
を有する都道府県のガバナンスが医療扶助に及ぶことで、頻回受診・長期入院への対応が強化され、医療扶助費の適正化につながる可能性がある。
◆医療扶助及び医療保険における傷病分類別の決定点数割合

◆都道府県ごとの精神病床入院中の生活保護受給者数
平成28年5月

医療扶助(入院)
医療保険(入院)

250

26.2%
7.0%

医療扶助(入院・入院外計)

19.4%

医療保険(入院・入院外計)

5.4%
0%

約8倍
150
20%

40%

60%

80%

(出所)令和2年度医療扶助実態調査(令和2年6月審査分)及び令和元年度医療給付実態調査をもとに作成

50

新生物
循環器系の疾患
損傷・中毒他の外因影響

◆精神病床入院中の生活保護受給者(在院期間)
20,097人
20%
5年以上

40%
1年以上5年未満

11,737人

7,340人

約7倍

100%
100

0%

うち1年以上5年未満の長期入院患者

200

内分泌・栄養・代謝疾患
呼吸器系の疾患
その他

精神・行動の障害
神経系の疾患
消化器系の疾患

精神病床入院中の生活保護受給者

平成28年5月

7,385人

60%
80%
100%
3か月以上1年未満
3か月未満

(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。

0

長沖鹿福大徳高北宮熊東大佐青秋香山愛栃京兵広茨神奈岡岩和三千愛石埼福鳥宮新島山山富群静滋福岐長
崎縄児岡分島知海崎本京阪賀森田川口媛木都庫島城奈良山手歌重葉知川玉島取城潟根梨形山馬岡賀井阜野
県県島県県県県道県県都府県県県県県県県府県県県川県県県山県県県県県県県県県県県県県県県県県県県




(注) 全国平均を100とし、各地域の性・年齢構成の違いを調整した精神病床入院中の生活保護受給者数。
(出所)『生活保護受給者における精神病床入院の地域差における研究』(奥村泰之他 2018)をもとに作成。

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