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資料4-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[321KB] (8 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40727.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会(令和6年度第1回 6/19)《厚生労働省》
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ID

19

感染症(PT)

22

概要

Front Vet Sci.
10(2023)1302531

ロタウイルス(RV)は、ブタを含む動物とヒトにおける、最も頻度の高い下痢の原
因である。現在RVは、内部カプシド蛋白質(VP6)の配列多様性に基づきA-J群
の9種(E群は除外されている)に分類されている。養豚場ではRV感染は非常に
頻度が高く、豚肉産業に重大な経済的損失をもたらしている。9種のRV種のうち
RVA、RVB、RVCは世界中のブタ集団に広く分布している。RVHは1997年に中
国の胃腸炎症状を呈したヒトで初めて同定された。その後、米国、日本、ブラジ
ル、南アフリカ、ベトナム、スペインやイタリアなど欧州諸国の様々な年齢のブタ
でRVH循環が確認され、中国の大規模調査ではブタ集団における高い感染率
が示されたが、ブタにおけるRVHの病原性を示すエビデンスはまだない。本研
究では、ロシアにおいて初めて同定されたブタRVH分離株の特性評価を行い、
既知RVH株との系統発生的関係を考察した。2022年秋、ロシアのモスクワ地域
に位置する農場で生後10週目の3匹の仔豚から鼻スワブ試料と直腸スワブ試
料を採取し、3匹の試料をプールしてメタゲノム調査が行われた。この農場の動
物は感染の臨床症状を示さず、健康と見なされた。ナノ細孔ベースのメタゲノム
サーベイランスで、仔豚直腸試料からRVH(分離株KLM-22)が検出された。他
のウイルス(ブタトロウイルス、ブタサペロウイルス、ブタコブウイルス、ブタエン
テロウイルス9、ブタアストロウイルス4)、細菌(Prevotella 種、Campilobacte r
種、Bacteriodes 種、Chlamydia suis )も検出された。得られたRVHセグメント配
列の系統発生解析で、KLM-22株がブタRVHクラスターの構成員であり、スペイ
ン株と南アフリカ株に近いことが示された。さらに、NSP3遺伝子におけるRVHと
RVCの間の遺伝子組換えが示された。本研究のデータは、RVHが現在ロシアの
家畜豚の間で循環していることを示した。RVHの多様性と現在の疫学的状況を
完全に理解するためには、農場のブタ集団の詳細なモニタリングが必要であ
る。

第88回日本細菌学会
北海道支部学術総会
(2023/8/26)演題6

炭疽病は世界的な人獣共通感染症である。炭疽菌は昔から公衆衛生と社会、
モンゴルにおける経済問題である。現時点で、モンゴルにおける炭疽菌発生の
潜在的危険性及び炭疽菌発生に関連する可能性のある危険因子としての死骸
埋葬場所に関する情報は存在しない。今回我々は、モンゴル国内で最も高い炭
疽菌発生率を示したフブスグル県における家畜炭疽症の歴史的時空間パター
ンを明らかにするために、家畜の死骸の処分場に関する遡及データ(1986年か
ら2015年)を分析した。分析の結果、家畜における炭疽菌の空間分布は研究期
間を通じて変化せず、局所的な曝露源を示していることがわかった。多距離空
間クラスター分析により、調査地域に分布する死体部位がクラスター化されて
いることが示された。死骸現場の穀粒密度推定分析を使用して、南部地域と北
部地域の周囲の低地にある2つの炭疽菌ホットスポットを特定した。また、この
研究は、2015年に出現した北部の新しいホットスポットを明らかにした。30年間
の研究期間のうち最後の10年間に感染率が最も高かったのはウシで、地域当
たりの有病率が最も高かったのは6地区(ムルン、チャンドマニ・ウンドゥル、カト
ガル、イク・ウル、トソンツェンゲル、ツァガーン・ウル)であり、ワクチン接種はこ
れらの地区の牛を優先すべきであることを示唆した。さらに、発生規模はフブス
グル県の年間夏の平均気温に影響を受けた。おそらく永久凍土の凍結融解活
動に影響したものと思われる。

異型クロイツフェ JAPIC Daily Mail Plus.
ルト・ヤコブ病
1008-47

問題点:米国のウシ1頭(5歳以上)において非定型のウシ海綿状脳症(BSE)が
確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。BSE、ウシ、米国(South
Carolina)、非定型L型。情報源:US Department of Agriculture Animal and
Plant Health Inspection Service(USDA-APHIS)。US Department of
Agriculture(USDA)は、South Carolinaの屠殺場で1例の約5歳以上の肉牛にお
けるBSEの非定型症例を発表した。USDA-APHIS National Veterinary Services
Laboratories(NVSL)は、このウシが非定型L型BSEに対し陽性であることを確
認した。本動物に付いている無線識別タグはTennesseeの群れに関連付けられ
ている。本症例は、米国内で確認された7例目BSEであることなどについて記
載。(2023年5月21日付け)

異型クロイツフェ JAPIC Daily Mail Plus.
ルト・ヤコブ病
1008-59

問題点:米国のウシ1頭において非定型のBSEが確認された。
【概要】米国における非定型BSEに関する情報。BSE、ウシ、米国
(Tennessee)、非定型L型、WOAH。情報源:WOAH-WAHIS(World Animal
Health Information System)2023。米国におけるBSE:病因-BSEプリオン(非定
型株、L型)。ウシにおいて、症例1例、殺処分1例。感染源-不明若しくは結論に
到達していない、自然突然変異。(2023年5月25日付け)

ロタウイルス感


20 炭疽

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出典

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