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○診療報酬基本問題小委員会からの報告について 総-1-2参考 (69 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00262.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 総会(第 591 回 7/3)《厚生労働省》
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令和6年度診療報酬改定

Ⅰ-2

各職種がそれぞれの高い専門性を十分に発揮するための勤務環境の改善、タスク・シェアリング/タス
ク・シフティング、チーム医療の推進-③

入院中の薬物療法の適正化に対する取組の推進
薬剤総合評価調整加算の見直し
➢ 薬剤総合評価調整加算について、カンファレンスの実施に限らず、多職種による薬物療法の総合的評価及び情報
共有・連携ができる機会を活用して必要な薬剤調整等が実施できるよう要件を見直す。
➢ 必要な薬剤調整等の実効性を担保するため、医療機関内のポリファーマシーに係る評価方法について、あらかじ
め手順書を作成等することとする。
改定後
現行
【薬剤総合評価調整加算】
100点(退院時)
(1) (中略)
イ 患者の病状、副作用、療養上の問題点の有無を評価
するために、医師、薬剤師及び看護師等の多職種によ
るカンファレンスを実施し、薬剤の総合的な評価を行
い、適切な用量への変更、副作用の被疑薬の中止及び
より有効性・安全性の高い代替薬への変更等の処方内
容の変更を行う。
ウ 当該カンファレンスにおいて、処方の内容を変更す
る際の留意事項を多職種で共有した上で、患者に対し
て処方変更に伴う注意点を説明する。
エ 処方変更による病状の悪化や新たな副作用の有無に
ついて、多職種で確認し、必要に応じて、再度カン
ファレンスにおいて総合的に評価を行う。

【薬剤総合評価調整加算 】
100点(退院時)
(1) (中略)
イ 患者の病状、副作用、療養上の問題点の有無を評価するため
に、医師、薬剤師及び看護師等の多職種による連携の下で、
薬剤の総合的な評価を行い、適切な用量への変更、副作用の
被疑薬の中止及びより有効性・安全性の高い代替薬への変更
等の処方内容の変更を行う。
ウ 処方の内容を変更する際の留意事項を多職種で共有した上で、
患者に対して処方変更に伴う注意点を説明する。
エ 処方変更による病状の悪化や新たな副作用の有無について、
多職種で確認し、必要に応じて、再評価を行う。
オ イ、ウ、エを実施するに当たっては、ポリファーマシー対策
に係るカンファレンスを実施する他、病棟等における日常的
な薬物療法の総合的評価及び情報共有ができる機会を活用し
て、多職種が連携して実施すること。
カ (7)に規定するガイドライン等を参考にして、ポリファーマ
シー対策に関する手順書を作成し、保険医療機関内に周知し
活用すること。

※取組の際の参考資料
「高齢者の医薬品適正使用の指針(総論編)」(厚生労働省)
「高齢者の医薬品適正使用の指針(各論編(療養環境別))」(厚生労働省)
日本老年医学会の関連ガイドライン(高齢者の安全な薬物療法ガイドライン)
「病院における高齢者のポリファーマシー対策の始め方と進め方」(厚生労働省)
「ポリファーマシー対策の進め方」(日本病院薬剤師会)

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