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【資料1ー7】個別医薬品に対する対応 (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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1.新型コロナウイルス感染症におけるステロイド製剤の適正使用について
(1)デキサメタゾン経口製剤(製品名:デカドロン錠 0.5mg、4mg)の使用は、既に
当該製剤による治療を開始している場合や代替薬(プレドニゾロン、メチルプレ
ドニゾロン等)への切り替えが困難な場合を優先してください。
(代替薬となるステロイド製剤の例)
・デキサメタゾン 6mg 静注
・プレドニゾロン 40mg 内服
・メチルプレドニゾロン 32mg 内服
(2)新規にデキサメタゾン経口製剤による治療を開始する場合には、まずは代替薬に
よる治療を積極的にご検討ください。
また、酸素投与が必要な新型コロナウイルス感染症患者(中等症Ⅱ以上)にステ
ロイド薬を使用してください。酸素投与が不要な患者(軽症や中等症Ⅰ)では、中
等症Ⅱ以上とは対照的に、予後の改善は認められず、むしろ症状を悪化させる可能
性が示唆されています。
ただし、医療需要が逼迫し、すぐに入院治療や対面の診療などでステロイドの処
方が難しい場合などであって、酸素飽和度の低下などが遷延的にみられる際には、
耐糖能等を考慮の上、医師の判断で2日分程度のステロイド剤の事前処方を行うこ
とは許容されます。また経過中に中等症Ⅱ以上に悪化したとみられる患者に対して
医師の判断でステロイド剤の内服開始を指示した場合には、可及的早くに往診する
などして内服薬での治療の継続の可否を判断してください。
2.がん患者の薬物療法について
(1)制吐薬適正使用ガイドライン等、関連ガイドラインに従い、個々の症例の催吐
リスクに応じて適切な制吐療法の提供を継続ください。
(2)経口デキサメタゾン等のステロイド製剤を減量できる、あるいは代替療法があ
る場合は、経口ステロイド製剤の使用量を可能な範囲で低減ください。
(具体的例
示は別添文書を参照してください)
(3)患者が経口デキサメタゾンを保有している場合、新たな処方を行わず、持参の
経口デキサメタゾンの有効活用にご協力ください。
3.デキサメタゾン製剤及びその代替薬の適正購入について
デキサメタゾン製剤及びその代替薬(プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン等)
については、返品が生じないよう、買い込みは厳に控えて頂き、当面の必要量に見合
う量のみの購入をお願いします。
以上

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