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【資料1ー7】個別医薬品に対する対応 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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務 連 絡

令和3年12月24日
都 道 府 県
各 保健所設置市




衛生主管部(局) 御中


厚生労働省医政局経済課

カルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナトリウム製剤が安定供給されるまでの
対応への協力依頼について

てんかんの治療に使用されているカルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナトリウム製
剤については、一部の製剤の出荷停止や出荷調整により供給が不安定となっており、医
療機関・薬局において必ずしも十分な量の製剤が入手できない状況が生じています。
厚生労働省では、カルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナトリウム製剤を製造販売して
いる製造販売業者に対して、早期の安定供給再開に向けた対応を依頼しているところで
すが、カルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナトリウム製剤は、それぞれ焦点てんかん及
び全般てんかんの第一選択薬と位置付けられており、これらの製剤が安定的に供給され
るまでの間、必要な患者が適切なてんかん治療を継続して受けられるよう、別添の一般
社団法人日本てんかん学会からの提言を参考として、例えば、下記のような対応をいた
だけますよう、貴管下関係医療機関等へ周知をお願いいたします。


1.カルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナトリウム製剤によって発作が抑制されている
患者を最優先として、同薬剤の継続を考慮してください。その際、先発薬・後発薬の
切り替えや剤形の変更は血中濃度の変化によって発作の再発や副作用の発現を誘発
1)

するおそれがあり、原則として推奨されません 。不安定な薬剤供給状況により変更
を考慮せざるを得ない場合は、患者・家族への十分な情報提供と同意取得をお願いし
ます。
2.新たに抗てんかん薬を開始する場合には、カルバマゼピン製剤及びバルプロ酸ナト
リウム製剤以外の薬剤も検討してください。薬剤選択においては、ガイドライン 2)や
日本てんかん学会専門医 3)の意見を参考にしてください。

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