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【資料1ー7】個別医薬品に対する対応 (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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(別添)

骨粗鬆症診療に携わる医療機関の皆様へ

エルデカルシトールおよびアルファカルシドール供給不足に伴う骨粗鬆症患者への対応に
関する日本骨代謝学会、日本骨粗鬆症学会による提言

既にご案内のように、エルデカルシトールおよびアルファカルシドールの供給が不足する
事態となっております。いずれも骨粗鬆症治療において、重要な役割を果たす薬剤であり、
何らかの対応を考える必要があります。
一方で、医療全体からみた重大な問題として、アルファカルシドールは副甲状腺機能低下症
や腎不全に伴う続発性副甲状腺機能亢進症、くる病・骨軟化症患者において必要度の極めて
高い薬剤であるため、これらの疾患の患者に対するアルファカルシドールの供給を確保す
るために最大限の努力を払うことが必要となります。したがって、エルデカルシトール供給
不足の代替策として、骨粗鬆症患者への処方をアルファカルシドールに切り替えることは
避けるべきであると考えます。

両薬剤の供給が回復するまでの間の対応策として、両学会から以下の内容を提案いたしま
す。
1) エルデカルシトールをアルファカルシドールに変更することは避ける。
2) 新規に骨粗鬆症治療を開始する場合は、エルデカルシトールやアルファカルシドールは
避ける。
3) アルファカルシドールもしくはエルデカルシトールを他の薬剤と併用している場合は、
必要性を検討し、短期間休薬できるようであれば一旦休薬する。
4) デノスマブと併用の場合は、可能であればエルデカルシトールやアルファカルシドール
をデノタスに変更する。
5) エルデカルシトールやアルファカルシドールを単剤で処方の場合は、他の薬剤への変更
を検討する。なお、骨粗鬆症治療は中断しないことが望ましい。
5) ビタミン D 不足・欠乏に対しては、サプリメントとして天然型ビタミン D の補充を考慮
する。
6) アルファカルシドールもしくはエルデカルシトールを処方する場合は、できる限り長期
処方を避ける(30 日処方までとする)

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