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【資料1ー7】個別医薬品に対する対応 (7 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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令和3年8月 26 日

都 道 府 県


保健所設置市




衛生主管部(局) 御中



厚生労働省医政局経済課

パクリタキセル(アルブミン懸濁型)注射剤が安定供給されるまでの
必要な患者への優先的な使用等の対応への協力について
パクリタキセル
(アルブミン懸濁型)
注射剤
(製品名:アブラキサン点滴静注用 100mg)
について、製造販売業者である大鵬薬品工業株式会社によると、本剤の製造工程に関す
る定期的な検証において再評価の必要性が生じたため、製造停止となっています。
厚生労働省では、当該製造販売業者に対して、早期の安定供給再開に向けての対応を
依頼しているところですが、現時点で製造工程における検証終了及び製造再開の目途の
見通しが難しく、10 月以降安定供給に支障が生じることが予想されています。また、そ
れを受けて、代替薬(パクリタキセル等)についても、今後需要の増加が見込まれます。
パクリタキセル(アルブミン懸濁型)注射剤は、乳癌、胃癌、非小細胞肺癌、治癒切
除不能な膵癌に対する適用を有していますが、特に治癒切除不能な膵癌に対しては必要
度の極めて高い薬剤とされています。
このような状況の中、限られた医療資源を治療が必要な患者に優先的に届けることを
考慮し、パクリタキセル(アルブミン懸濁型)注射剤が安定供給されるまでの当面の間、
別添の日本臨床腫瘍学会、日本癌治療学会、日本膵臓学会、日本胃癌学会、日本乳癌学
会、日本肺癌学会の情報等を参考にしていただき、下記のとおりの対応について、貴管
下医療機関へ周知いただきますようお願いします。

1.パクリタキセル(アルブミン懸濁型)注射剤については、既に治療を継続中の場
合を優先すること。胃癌・乳癌・肺癌の場合には、代替治療(パクリタキセル等)
を検討いただきたいこと。

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