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【資料1ー7】個別医薬品に対する対応 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24780.html
出典情報 医療用医薬品の安定確保策に関する関係者会議(第6回 3/25)《厚生労働省》
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(別添)

アルファカルシドール供給不足に伴う副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症、およ
びくる病・骨軟化症患者への対応について

シェア最大の医薬品メーカーの生産問題によりアルファカルシドール錠の供給に支障が生
じたことにともない、しばらくの間、同薬が供給不足に陥ることが見込まれています。同薬
を販売している他社は既に出荷調整に入っております。なお、先発薬メーカーはシェア縮小
のため、本件について対応困難な状況です。
さらに、骨粗鬆症治療薬として認可されているエルデカルシトールについてもシェア最大
のジェネリック薬品企業の生産問題により少なくとも 2021 年 8 月から当面の間は供給不足
となることが見込まれており、骨粗鬆症患者に対するアルファカルシドール処方をエルデ
カルシトールに切り替えるという対応が困難になっています。
副甲状腺機能低下症やくる病・骨軟化症に対する代替薬となるカルシトリオールやファレ
カルシトリオールは元々のシェアが小さいため、多くの患者の需要を満たすことは困難で
あると思われます。また、これらの薬剤の薬効動態がアルファカルシドールとは異なるた
め、切り替えに伴う困難(血清 Ca 値の変動や用量調整のために受診頻度が増えるなど)が
想定されます。
現在、関係学会において対応を協議中であり、関係各所への働きかけも開始しております。
詳細については、改めてご案内いたしますが、まずは現状をお知らせいたします。
2021 年 7 月 19 日
日本骨代謝学会
日本内分泌外科学会
日本小児内分泌学会
日本内分泌学会

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