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資料2-34       ワクチン接種後の死亡報告一覧[1.4MB] (13 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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(2) 接種されたワクチンについて
乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(阪大微研

JR545)

(3) 接種時までの治療等の状況
出生前の異常は認められず、在胎週数は不明であった。品胎の第2子として出
生し、出生体重は1273 gであった。出生時の呼吸器あるいは循環器疾患等の指摘
の有無は不明であった。過去の乳幼児健康診査にて特段の異常は認められず、発
育及び発達に異常は認められなかった。食事形態は普通食であった。同胞の乳幼
児突然死症候群(SIDS)又はSIDS疑い、原因不明の乳幼児突発性危急事態はな
かった。基礎疾患として喘息性気管支炎、アレルギー性鼻炎(2021年7月頃から)
及び熱性痙攣(2021年11月頃から)を有していた。熱性痙攣は単純型であり、過
去に2回の発作(2022年1月29日及び2022年9月12日)があった。両発作ともに5分
以内の発作であった。熱性痙攣の予防投与は行われていた。品胎の1人にも熱性
痙攣の既往があった。軽度の咳嗽及び鼻汁が認められ、2023年10月10日よりプラ
ンルカスト水和物70 mg/日、L-カルボシステイン300 mg/日、メキタジン1.2 mg/日、
ツロブテロール塩酸塩0.4 mg/日及びレボセチリジン塩酸塩2.5 mg/日を内服して
いた。
2.

ワクチン接種との因果関係についての報告医等の意見
接種医:
品胎で出生し、当日も皆、同じワクチンを接種した。他の児はほとんど泣いて
いなかったが、本児のみがかなり接種前から泣いていて、そういうことがサイト
カインストームなどを引き起こした可能性を否定できないと考える。
搬送先医:
評価不能。発見時布団の上でうつぶせ。仮に熱性痙攣が起きていたとしても現
場に吐瀉物なし。布団にうつぶせで気道閉塞に至る可能性は高くない。熱性痙攣
が起きた確たる証拠もない。よって死因不明である。
解剖医:
急死の所見は明瞭だが、肉眼的、組織学的に明らかな病変、損傷を認めず、諸
検査値も死亡後の血液検査としての正常範囲内のため、死因の特定ができない。
解剖所見から診断不可能な急死と考えざるを得ない。熱性痙攣の既往があり、実
際にワクチン接種当日も発熱していたことなどを考えると、ワクチン接種との
因果関係も疑われるが、解剖所見からの証明は困難である。

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