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資料2-34       ワクチン接種後の死亡報告一覧[1.4MB] (18 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》
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(症例 No.3)
1. 報告内容
(1) 事例
2カ月(接種時)の男性。
2024年1月23日午後3時30分、A医院にて、乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担
体たん白質結合型)1回目、沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフ
テリア毒素結合体)1回目及び5価経口弱毒生ロタウイルスワクチン1回目が同時
接種された。接種前診察で異常及び感冒症状は認められなかった。接種後、車で
帰宅され、自宅前に停車し、車内で授乳後、自宅に入った。自宅に入った直後は
普段通りであり、枕無しで仰臥位に寝かしつけられた。午後4時頃におむつを替
えようとしたところ、顔色不良、嘔吐痕及び鼻出血が認められた。発見時、顔及
び身体には何もかぶされておらず、呼吸が認められなかったため、母親がすぐに
心臓マッサージを開始した。午後4時6分、救急要請された。午後4時15分、救急
隊到着時、ジャパン・コーマ・スケール300、体温36.2℃及び両眼瞳孔5 mm/5 mm
で明らかな外傷、出血及び気道内異物は認められなかった。午後4時24分、自宅
を出発し、救急隊により胸骨圧迫が行われながらB病院へ救急搬送された。午後
4時29分、B病院到着時心静止が確認された。気管内挿管が行われ、初回の吸引
物はミルク様であった。アドレナリンが5回投与され、自己心拍が再開した。胃
内チューブが挿入され、多量のミルクが吸引された。血液検査では、逸脱酵素の
上昇及び乳酸の上昇が認められた。血球数は大きな問題なく、C反応性蛋白の上
昇及び高カリウム以外の電解質異常は認められなかった。また、インフルエンザ
ウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、RSウイルス及び新型
コロナウイルスの迅速抗原検査は全て陰性であった。胸部レントゲン検査では、
左肺野の軽度の透過性低下及び胃内ガスの貯留は認められたが、心拡大、胸水貯
留及び肺浸潤影は認められなかった。コンピューター断層撮影検査では、低酸素
性脳症及び両側性肺炎が認められた。
その後、徐々にアシドーシスの進行が認められ、1月24日午後5時43分、死亡が
確認された。
1月26日、剖検が実施された。高度の脳浮腫、動脈管開存、卵円孔開存及びリ
ンパ節発育不良が認められ、脾臓にはリンパ濾胞が認められず、腸管浮腫及び損
傷は認められなかった。
(2) 接種されたワクチンについて
乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担体たん白質結合型)(サノフィ V1E77)
沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)
(ファイザー

GR2681)

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