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資料2-34 ワクチン接種後の死亡報告一覧[1.4MB] (20 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00106.html |
出典情報 | 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第102回 7/29)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第4回 7/29)(合同開催)《厚生労働省》 |
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(症例 No.5)
1. 報告内容
(1) 事例
6カ月(発症時)の女性。
2023年11月24日午後2時30分頃、組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)1回
目、乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担体たん白質結合型)1回目、沈降13価肺炎
球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)1回目及び沈降精製
百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン1回目が皮下に同時接種
された。接種前体温は37.0℃であった。身長は64.9 cmで体重は8.61 kgであった。
接種前後に感冒症状等の異常はみられなかった。接種後30分間、状態が確認さ
れ、問題がなかったため午後3時00分頃、帰宅した。帰宅後も普段通りに過ごし、
哺乳は良好で発熱は認められなかった。
11月25日午前1時00分頃、患児の様子が母親によって確認され、問題はなかっ
た。午前7時00分、自宅寝室にて冷たくなっている状態で母親に発見された。発
見時は、仰臥位の状態であった。添い寝ではなかった。午前7時23分、救急要請
され、午前7時32分、救急隊が到着した。救急隊到着時、父親によって心臓マッ
サージされ、四肢硬直及び広範囲の死斑が認められた。救急搬送時、仰臥位で嘔
吐はみられなかった。搬送中、バッグバルブマスク換気及び心臓マッサージが行
われた。午前7時42分頃にA病院救急センターに到着した。インフルエンザ及び
新型コロナウイルス抗原は陰性であった。午前8時21分、蘇生措置が行われたが
反応なく、死亡が確認された。
日付不明、死亡時画像診断が行われ、異常所見はみられなかった。剖検が実施
され、乳児突然死症候群(SIDS)とされた。
(2) 接種されたワクチンについて
組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)(MSD X004692)
乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担体たん白質結合型)(サノフィ V1E01)
沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)
(ファイザー GG1281)
沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン
(阪大微研 4K47A)
(3) 接種時までの治療等の状況
在胎週数は37週6日、出生体重は2780 gで正常正期産児であった。出生時に病
院受診が間に合わずに自宅出産となったが、患児の身体所見に問題はみられず、
新生児室から退院された。発育及び発達の異常は認められなかった。基礎疾患、
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1. 報告内容
(1) 事例
6カ月(発症時)の女性。
2023年11月24日午後2時30分頃、組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)1回
目、乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担体たん白質結合型)1回目、沈降13価肺炎
球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)1回目及び沈降精製
百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン1回目が皮下に同時接種
された。接種前体温は37.0℃であった。身長は64.9 cmで体重は8.61 kgであった。
接種前後に感冒症状等の異常はみられなかった。接種後30分間、状態が確認さ
れ、問題がなかったため午後3時00分頃、帰宅した。帰宅後も普段通りに過ごし、
哺乳は良好で発熱は認められなかった。
11月25日午前1時00分頃、患児の様子が母親によって確認され、問題はなかっ
た。午前7時00分、自宅寝室にて冷たくなっている状態で母親に発見された。発
見時は、仰臥位の状態であった。添い寝ではなかった。午前7時23分、救急要請
され、午前7時32分、救急隊が到着した。救急隊到着時、父親によって心臓マッ
サージされ、四肢硬直及び広範囲の死斑が認められた。救急搬送時、仰臥位で嘔
吐はみられなかった。搬送中、バッグバルブマスク換気及び心臓マッサージが行
われた。午前7時42分頃にA病院救急センターに到着した。インフルエンザ及び
新型コロナウイルス抗原は陰性であった。午前8時21分、蘇生措置が行われたが
反応なく、死亡が確認された。
日付不明、死亡時画像診断が行われ、異常所見はみられなかった。剖検が実施
され、乳児突然死症候群(SIDS)とされた。
(2) 接種されたワクチンについて
組換え沈降B型肝炎ワクチン(酵母由来)(MSD X004692)
乾燥ヘモフィルスb型ワクチン(担体たん白質結合型)(サノフィ V1E01)
沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン(無毒性変異ジフテリア毒素結合体)
(ファイザー GG1281)
沈降精製百日せきジフテリア破傷風不活化ポリオ混合ワクチン
(阪大微研 4K47A)
(3) 接種時までの治療等の状況
在胎週数は37週6日、出生体重は2780 gで正常正期産児であった。出生時に病
院受診が間に合わずに自宅出産となったが、患児の身体所見に問題はみられず、
新生児室から退院された。発育及び発達の異常は認められなかった。基礎疾患、
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