2.

ワクチン接種との因果関係についての報告医等の意見
フェリチン著明高値であったこと、ステロイドパルス療法や CHDF に反応性
であったこと及び他に熱源がなかったことから、血球貪食症候群による死亡と
判断した。
インフルエンザ HA ワクチン接種日からの発熱であったこと、抗菌薬投与で
効果がなく血液培養検査でも細菌の検出がなかったこと及びフェリチン著明高
値であったことを踏まえると、ワクチン接種後の副反応としての血球貪食症候
群と考えるのが妥当と判断する。ワクチン接種との因果関係は評価不能であ
る。
3.

専門家の評価
γ
ワクチン接種当日から発熱が持続し、フェリチン高値より血球貪食症候群が

疑われ死亡した。時間的な前後関係からワクチンの関与を否定はできないが、他
の原因でも起こり得る病態と考える。現状の情報では、原因としてワクチン、他
の要因ともに、積極的に肯定できるものは無い。

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