よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


【資料3】救急救命士によるアナフィラキシーの病態等に関する判断の正確性を調査するための観察研究について (19 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

救急救命士と医師の比較:アナフィラキシー判断②
偽陽性例(73例)の検討
※救急救命士はアナフィラキシーと判断したが医師はそれ以外と判断したもの

⑤救急救命士が
アナフィラキシーと判断
n=442

⑦医師が
アナフィラキシーと判断
n=369

⑧医師が
アナフィラキシー以外と判断
n=73

73例 アレルゲン内訳
*複数回答あり
・ハチ 13件
・鶏卵 11件
・乳製品(牛乳)5件
・小麦 1件
・木の実類 5件
・甲殻類 3件
・抗菌薬 3件
・解熱鎮痛剤 1件
・カツオ・青魚 5件
・果物(桃) 2件
・その他 29件

初診医の判断

n

アレルギー(+胃腸炎、発熱) 27
19
蕁麻疹 失神、胃腸炎
1
膨疹
1
薬疹
1
発疹
皮膚症状 Grade2のみ 1
1
ヒスタミン中毒
1
急性呼吸不全
3
呼吸苦
発熱
1
喘息
1
呼吸状態安定
6
蜂刺傷
1
マムシ咬傷疑い
2
脱水
1
アナフィラキシ-以外
1
来院時心肺停止
5
不明

アナフィラキシーと
病態が重なる

救急救命士と医師の判断が異なる要因

• 救急救命士と医師とでは判断時点が異なる

※アナフィラキシーの症状は比較的短期間に変化

• アナフィラキシーの診断基準の変更(2022)
• より包括的な傷病名、より分かりやすい傷病名
より重篤な傷病名のみを医師が記載する傾向

専門医に検証を依頼し、救急救命士観察時の
判断の妥当性を評価してはどうか?
アナフィラキシーを
原因とする心肺停止
の可能性がある

19