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【資料3】救急救命士によるアナフィラキシーの病態等に関する判断の正確性を調査するための観察研究について (26 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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観察研究の結果まとめ
アナフィラキシーの傷病者は、救急搬送人員数の 0.3% 。うち、重度の呼吸・循環・意識
障害を示すのは 約 30 %
医師のアナフィラキシーの診断(補正後)を基準として比較した場合、救急救命士によ
る判断の正確性について 感度 76.4%、特異度99.99%、陽性的中率 95.9%、陽性尤度比
は76 であった。
救急救命士がアドレナリンの適応であると判断した事例について、搬送先の医師もしく
は事後に検証した日本アレルギー学会専門医は全例アナフィラキシーである判断した。
救急救命士は、観察カードなどを用いて観察すれば、アナフィラキシーやアドレナ
リンの適応を概ね正確に判断できるといえるのではないか?
ただし、救急救命士がアナフィラキシーと判断したものの、医師がアナフィラキ
シーではないとした事例があったため、オンラインによる医師の指示の下に処置を
実施するのがより安全、適切ではないか?
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