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【資料3】救急救命士によるアナフィラキシーの病態等に関する判断の正確性を調査するための観察研究について (21 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41901.html
出典情報 救急医療の現場における医療関係職種の在り方 に関する検討会ワーキンググループ(第6回 7/29)《厚生労働省》
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救急救命士と医師の比較:エピペンの適応の判断②

①救急救命士が
アナフィラキシーと判断
(n = 442)

②救急救命士が
エピペン必要と判断
(n = 130)

③医師が
アナフィラキシーと判断
(n = 123)

④医師が
アナフィラキシー以外と判断
(n = 7)

専門医に検証を依頼し、
救急救命士観察時の
判断の妥当性を
評価してはどうか?

事例① 4才女児(通し番号361)
<救命士観察> 呼吸数30 脈拍138 血圧74/48 JCS0
全身の蕁麻疹 全身性の掻痒
低酸素血症 吸気性喘鳴
<エピペン判断> SpO2 90 以下 吸気性喘鳴
収縮期血圧90mmHg未満
<医師判断>
アレルギー/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数30 脈拍138 JCS 0
<アレルゲン> 木の実

事例② 8才女児(通し番号316)
<救命士観察> 呼吸数36 脈拍120 血圧112/ー JCS1
口唇の腫脹 吸気性喘鳴 呼吸困難
<エピペン判断> 吸気性喘鳴
<医師判断>
虫刺症/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数24 脈拍103 血圧112/57 JCS1
<アレルゲン> ハチ

事例③ 74才男性(通し番号69)
<救命士観察> 呼吸数0 脈拍0 血圧ー/ー JCS300
全身性掻痒 呼吸困難 低酸素血症
血圧低下
※消防隊観察
<エピペン判断> SpO2値90%以下, 血圧90mmHg未満
JCS 10 以上
<医師判断>
来院時心停止/アドレナリン(1mg)投与あり
<到着時バイタル>呼吸数0 脈拍60 血圧60/- JCS300
※医師初診時はCPA
<アレルゲン> ハチ

事例④ 1才男児(通し番号178)
<救命士観察> 呼吸数42 脈拍150 血圧未測定 JCS 3
全身性の蕁麻疹 全身性の紅潮
全身性の掻痒
吸気性喘鳴・気管支攣縮
<エピペン判断> 吸気性喘鳴
<医師判断>
蕁麻疹/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数42 脈拍150 JCS 3
<アレルゲン> いくら
事例⑤ 18才女性(通し番号802)
<救命士観察> 呼吸数30 脈拍133 血圧134/ー JCS 0
口唇の腫脹 吸気性喘鳴 呼吸困難
<エピペン判断> 吸気性喘鳴
<医師判断>
膨疹/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数30 脈拍92 血圧129/115 JCS 0
<アレルゲン> 不明
事例⑥ 3才男児(通し番号831)
<救命士観察> 呼吸数30 脈拍100 血圧(未測定) JCS 0
全身性の蕁麻疹 吸気性喘鳴
<エピペン判断> 吸気性喘鳴
<医師判断> 食物アレルギー/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数30 脈拍90 血圧107/57 JCS 0
<アレルゲン> 魚卵
事例⑦ 72才男性(通し番号771)
<救命士観察> 呼吸数36 脈拍141 血圧182/112 JCS 0
全身性の紅潮 呼吸困難 低酸素血症
<エピペン判断> SpO2 90 以下
<医師判断> 発熱・呼吸苦/アドレナリン投与なし
<到着時バイタル>呼吸数20 脈拍100 血圧194/100 JCS 0
21
<アレルゲン> 記載無し