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3 独立行政法人の目標の策定に関する指針 (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42034.html |
出典情報 | 独立行政法人評価に関する有識者会議 労働WG(第56回 8/1)《厚生労働省》 |
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軸の重み付けを行い、評価すべきことをしっかりと評価することを重
視して厳選した評価軸を設定することが重要である。また、評価軸は、
科学技術イノベーション政策等の国の諸政策の推進の観点とも適切に
整合性が図られたものとすることに留意する。
⑥ 評価軸と関連する指標等の設定について
上記⑤のとおり、評価軸を基本として評価する際は、定性的な観点、
定量的な観点の双方を適切に勘案して評価することが重要である。
評価軸と関連する指標等として、次のⅰからⅲまでを十分踏まえつ
つ、法人の取組状況並びにアウトプット及びアウトカムに着目した指
標等を設定する。
ⅰ 指標等の設定に当たっては、定量的水準・観点を十分考慮する。
ⅱ ただし、定量的な指標となり得る論文発表数、論文被引用度、特許
出願件数等については、必ずしもこれらがアウトカムに直結すると
は限らない場合があるほか、法人としてこれらの数値を上げること
自体が安易に目的化することは必ずしも適当ではない場合がある。
また、これらの指標を評価・評定の基準として取り扱う指標(評価指
標)として設定することにより、近視眼的、断片的な研究開発を助長
するおそれも考えられる。
ⅲ このため、主務大臣は、指標を設定する場合には、研究開発の現場
への影響等についても十分考慮し、評価・評定の基準として取り扱う
指標(評価指標)と、正確な事実を把握し適正・厳正な評価に資する
ために必要な指標(モニタリング指標)とを適切に分け、当該指標が
どちらなのかを明示する。前者の例としては開発目標に係る技術仕
様、後者の例としてはハイリスク・ハイリターンな挑戦的な目標に係
る論文発表数や共同研究件数等が考えられる。
⑦ 重要度及び困難度について
国立研究開発法人の研究開発に係る事務及び事業は、分野、段階、手
法、目的、形態等が多種多様であるため、相対的な重要度等を判断する
ことは一般的には困難な場合が多いことや、科学技術の進展や社会経
済情勢の変化に応じて重要度等も常に変化するものであること等も踏
まえ、重要度等の設定を行う場合は、有識者等(研究開発に関する審議
会等)の意見を聴き、重要度等を設定した理由を明確に記載するなど、
適時適切な形で行う。理由を記載する際には、上記2の(2)の「政策
体系における法人の位置付け及び役割(ミッション)」の章において記
載する当該法人の使命、現状・直面する課題の分析及び当該法人を取り
巻く環境の変化の分析との関係を明らかにする。
その際、上記の分析に基づいて特定の目標の重要度等を高いとする
以上は、当該法人の目標の中での優先順位付けが当然にあるものと考
えられる。また、各々の事項に関して定める目標がトレードオフの関係
となる場合もあり得る。こうしたことを踏まえて、安易に全ての目標を
重要度等が高いとすることは厳に慎むべきである。
(2)上記(1)に従うとともに、別途総務省行政管理局長が示す記載例を参
照する。
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視して厳選した評価軸を設定することが重要である。また、評価軸は、
科学技術イノベーション政策等の国の諸政策の推進の観点とも適切に
整合性が図られたものとすることに留意する。
⑥ 評価軸と関連する指標等の設定について
上記⑤のとおり、評価軸を基本として評価する際は、定性的な観点、
定量的な観点の双方を適切に勘案して評価することが重要である。
評価軸と関連する指標等として、次のⅰからⅲまでを十分踏まえつ
つ、法人の取組状況並びにアウトプット及びアウトカムに着目した指
標等を設定する。
ⅰ 指標等の設定に当たっては、定量的水準・観点を十分考慮する。
ⅱ ただし、定量的な指標となり得る論文発表数、論文被引用度、特許
出願件数等については、必ずしもこれらがアウトカムに直結すると
は限らない場合があるほか、法人としてこれらの数値を上げること
自体が安易に目的化することは必ずしも適当ではない場合がある。
また、これらの指標を評価・評定の基準として取り扱う指標(評価指
標)として設定することにより、近視眼的、断片的な研究開発を助長
するおそれも考えられる。
ⅲ このため、主務大臣は、指標を設定する場合には、研究開発の現場
への影響等についても十分考慮し、評価・評定の基準として取り扱う
指標(評価指標)と、正確な事実を把握し適正・厳正な評価に資する
ために必要な指標(モニタリング指標)とを適切に分け、当該指標が
どちらなのかを明示する。前者の例としては開発目標に係る技術仕
様、後者の例としてはハイリスク・ハイリターンな挑戦的な目標に係
る論文発表数や共同研究件数等が考えられる。
⑦ 重要度及び困難度について
国立研究開発法人の研究開発に係る事務及び事業は、分野、段階、手
法、目的、形態等が多種多様であるため、相対的な重要度等を判断する
ことは一般的には困難な場合が多いことや、科学技術の進展や社会経
済情勢の変化に応じて重要度等も常に変化するものであること等も踏
まえ、重要度等の設定を行う場合は、有識者等(研究開発に関する審議
会等)の意見を聴き、重要度等を設定した理由を明確に記載するなど、
適時適切な形で行う。理由を記載する際には、上記2の(2)の「政策
体系における法人の位置付け及び役割(ミッション)」の章において記
載する当該法人の使命、現状・直面する課題の分析及び当該法人を取り
巻く環境の変化の分析との関係を明らかにする。
その際、上記の分析に基づいて特定の目標の重要度等を高いとする
以上は、当該法人の目標の中での優先順位付けが当然にあるものと考
えられる。また、各々の事項に関して定める目標がトレードオフの関係
となる場合もあり得る。こうしたことを踏まえて、安易に全ての目標を
重要度等が高いとすることは厳に慎むべきである。
(2)上記(1)に従うとともに、別途総務省行政管理局長が示す記載例を参
照する。
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