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資料1 医療機能情報提供制度の報告項目の見直しについて (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42722.html
出典情報 医療機能情報提供制度・医療広告等に関する分科会(第4回 8/22)《厚生労働省》
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障害のある方に対するかかりつけ医機能の対応(案)①

第8回 かかりつけ医機能が発揮さ
れ る 制 度 の 施 行 に 関 す る 分 科 会 とりま
とめ
令 和 6 年 7 月 1 9 日

○ 障害者団体・関係団体との意見交換やヒアリングにおいては、以下のような意見があった。
① 医療機能情報提供制度の医療情報ネット(「ナビイ」)の情報提供項目に関する意見
・ 聴覚障害者・視覚障害者・車椅子利用者へのサービスは項目があるが、知的障害者・精神障害者等の幅広い障害者への対応状況についても
情報提供が必要。
・ 多機能トイレについては、国土交通省ではバリアフリートイレの語を使用している。用語の統一をしてはどうか。
・ 医療機関の入口から車椅子で入れるかを情報提供してほしい。
・ 医療機関の写真も見られるとよい。
・ ビルの中に医療機関がある場合は、入口とか、何階にあるかといった細かい説明があるとよい。
・ 予約や相談でメールや電話リレーサービスが使えるか、手話のできる医療従事者がいるかを情報提供してほしい。
・ 手話対応について、相談なども含めて十分な対応がされるのか、より詳しい情報を望む。
・ ロービジョン外来をする医療機関の情報提供をしてほしい。
・ 褥瘡の治療の専門医、脊髄損傷の治療の専門医がどこにいるか分かるようにしてほしい。
・ つながりの強い医療機関、得意分野などの情報があれば、盛り込むことを今後の課題として検討してほしい。 など

② 医療機能情報提供制度の医療情報ネット(「ナビイ」)の情報提供の方法に関する意見
・ デジタル庁の「ウェブアクセシビリティ導入ガイドブック」等を参照してほしい。
・ 情報提供を受ける患者側がよく分かる言葉にうまく変換し、分かりやすく表現するよう工夫してほしい。
・ 視覚障害者はいろいろな読み上げソフトを使って利用するので、全国統一システムは、視覚障害者によるモニター参加によるチェックなども検
討してほしい。 など

③ 医療機関における合理的配慮や、障害種別ごとの障害特性の理解等に関する意見
・ 障害のある子どもは、多動、大きな声を出す、動き回る等のケースがあり、他の患者に迷惑をかけやすい。予約制にする、個室で待機する、受
診の時間を指定するなどの配慮をしていただけるとありがたい。
・ メールによる予約や相談ができるとよい。
・ 問診票は、拡大文字版や点字版を用意してほしい。
・ 入院中の一日の流れや1週間の予定表があるとよい。
・ 入院の際は、いろんな書類にサインをしなければならないが、視覚障害者にとっては難しいため、代読、代筆等の配慮が必要。
・ 地域の内科医に障害特性を理解してほしい。
・ 障害のある方の医療の特徴を、かかりつけ医にも分かってほしい。
・ 障害理解についてeラーニングなどを作成して、常に医療に従事されている方が障害理解を学べる仕組みを作ってほしい。
・ 医療スタッフには、障害のある方の対応に関する手引きや研修があるとよい。 など

④ かかりつけ医機能報告制度に関する意見
・ 地域の協議の場に障害関係団体の参画ということも視野に入れたガイドラインづくりを進めてほしい。

⑤ その他医療制度等に関する意見
・ 入院の際に軽度の者も重度訪問介護サービスを使えるように検討してほしい。
・ 精神科医療について、ゆとりを持った診療ができるよう、全体の人員配置など、制度を抜本的に見直すことが必要。 など

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