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資料1 難病・小児慢性特定疾病制度に関する医療DXの取組の全体像について (17 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44299.html
出典情報 厚生科学審議会 疾病対策部会難病対策委員会(第72回 10/15)社会保障審議会 小児慢性特定疾病対策部会小児慢性特定疾病対策委員会(第3回 10/15)(合同開催)《厚生労働省》
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(まとめ)難病等DBの利活用の推進について
現状・課題と対応方針





研究者からは、厚生労働科学研究の実施期間を踏まえデータ抽出・提供を可能な限り短期間で行ってほしい、
抽出等に係る手続きを経なくても自由に利用できるデータセットを用意してほしい、との指摘がある。
製薬企業からは、匿名化した難病等DB情報は、難病の発生動向、患者数等を用いた治験の実行可能性の評価
や医療機関の分析など、研究開発を検討するための探索的研究や初期段階の検討に有用との期待がある。
匿名化した難病等DB情報及び仮名化情報(後述)について、審査委員会の審査を大幅に短縮し、迅速に提供
可能なデータセットとして運用することを進めていく。
活用のユースケース

提供項目・審査方法

ID

課題・今後の主な検討事項

現状

• 難病等DB情報について、匿
名化のうえ、研究機関及び
民間企業等に提供可能
• 他のDBとの連結解析につ
いては、被保険者番号情報
の準備状況を踏まえ検討予


• 個人の識別につながる情報は提供しな
いこととしている
• その他の項目は研究計画毎に個別審
査・抽出

「研究用ID」

• 研究者から、データ抽出・提供の
短縮化、迅速に利用可能なデータ
セットが必要との指摘
• 製薬企業からは、医薬品の研究開
発を検討するための探索的研究や
研究開発の初期段階の検討に有用
であるとの期待

迅速な提供

• 研究機関及び民間企業等が
必要な情報を迅速・効率的
に提供できるよう、決めら
れたデータセットを提供

• 個人の識別につながる情報を削除した
上で、誰に対しても同じ項目を提供
• 委員会での審査を大幅に短縮する方法
を検討

「研究用ID」

• 提供時間の短縮に向けた実態の把
握と対応案の検討
• 審査を短縮して提供可能な項目の
検討
等を行う

申請内容に
合わせた提


• 現状と同様に、研究機関及
び民間企業等に対して、
データセットを個別申請毎
にカスタマイズして提供

• 現状と同様に、個人の識別につながる
情報は提供しないこととした上で、研
究計画の個別審査と抽出を行う

「研究用ID」

• 仮名化情報(後述)の提供に関し
て遵守すべき安全管理措置等や具
体的な提供の手続きの検討
等を行う

• 他DBとの連結提供

• 現状と同様に、個人の識別につながる
情報は提供しないこととした上で、研
究計画の個別審査と抽出を行う
• 他DBの内容を踏まえた審査を行う

ID5(被保険者番

• 被保険者番号情報の収集
• 連結解析に関する具体的な手続き
の検討
等を行う

(かな氏名・性
別・生年月日・申
請の承諾番号を用
いたハッシュ値)

号を用いたハッ
シュ値)を活用

した連結を検討

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